表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/76

(んんーー!んぐぐぅんぐ~~(少しずつ飲んでたのに~~))『テーブルの下のフィアンセーズ』

トモミン「もうだめ!ご主人様の舐めたい!」

 フードコートでアイスをすごい勢いで舐めながらトモミンはおもむろに叫んだ。

サーフォン「と、トモミンさん!こんなところで何てことを!」

 つま楊枝で刺したたこ焼きを口に入れる手を止めながら周りを気にする。フードコートの天使達は一斉にこっちを見ていた。

女神ムーア「お前のご主人、あそこでラーメンと半チャーハン食べてるぞ……」

 天使達の視線を気にして左手で顔を隠しながらうどんを挟んだ箸を前方に指し示す。

トモミン「はっ!ご、ご主人様!!」


 【マーサのテーブル】

マーサ「やっぱりラーメンには半チャーハンだよね!チャーハンのないラーメン屋なんてお風呂上がりにバスタオル巻かない女の子だよ!信じられないね!」

女神フレイヤ「それは『なくてはならないもの』の例え?まったく共感できなのだけど……」

レキ「フレイヤ様、マーサはお風呂上がりのバスタオル姿の女の子が大好きで、自然にバスタオルが落ちるのをひたすら待つタイプの変態なんです」

マーサ「さすがレキ!わかってる!でも、向こう向いてバスタオル広げるやつも好きだよ!」

女神フレイヤ「私はバスローブ派だからな」

マーサ「それもいい!!」

レキ「結局、なんでもいいんじゃない……」

 本当にくだらない話で頼んだ『ちゃんぽん』を食べる手を止めたことにひたすら後悔し、マーサを無視することを心に決め、麺をすすりはじめる。

マーサ「はう!」

女神フレイヤ「ん?どうした?」

 ひとり山盛りのガーリックライスとカットステーキを食べている女神フレイヤの手が止まる。

マーサ「あ、いや……ラーメンが熱くて」

女神フレイヤ「……そう」

 再びガーリックライスを口いっぱいに頬張る!

マーサ(この下半身に広がる快感と安心感と幸福感……トモミンか?)

 テーブルの下を覗くとマーサのバナンポを美味しそうに頬張るトモミンがいた!

トモミン「……んっ!はぅ~~久しぶりのご主人様……ペロペロパクっレロレロ……お、美味しい……」

マーサ(こ、こらトモミン!バレたらヤバいって!)

 小声でトモミンに注意する!

ユキノ「お!マーサ!ゼウスいたか?」

 カレーを乗せたトレーを両手で持ちながらユキノ達が歩いてきた。

イク「マーサ殿もここにいましたか!お!ラーメンと半チャーハン!いいですね!私もです!」

 ラーメン&半チャーハンを乗せたトレーをマーサに見せる。

マーサ「ははは……奇遇だね」

トモミン(ジュルジュルジュルーー!!んはっ!)

 下ではトモミンが必死でバナンポを味わっていた!

女神ノート「せっかくだから一緒に食べるか」

 持ってていた親子丼が乗ったトレーを女神フレイヤの隣に置く。

女神フレイヤ「一時休戦ね!どう?ゼウスいた?」

女神ノート「だめね。やっぱり変装でもして隠れてるのかしら」

女神ムーア「お~~い、トモミンとサーフォン見なかったか?」

 女神ムーアもきた。

女神フレイヤ「お!ムーアもきたか!座って座って!作戦会議しましょ」

女神ムーア「あいつらどこいったんだ……まったく……」

 ぶつぶつ言いながら座る。

マーサ「……ぁぅ」

サーフォン(んぐーー!で、出ました!トモミンさん!)

トモミン(あ、いいな!分けて分けて!)

 サーフォンの口から垂れてるバナンポジュースを舌で舐めとる。

マーサ(なぜか、増えてるーー!)

 いつの間にかサーフォンにも舐められていたマーサは心の中でツッコミする。

イク「あれ?ユキノ様どこに行きました?」

 テーブルの上ではすでに空になったカレー皿を不思議そうに眺めるイクがキョロキョロしていた。

マーサ「あーー!!あ、あはは……ラーメン美味しい……」

女神ムーア「おぅ?ビックリした!なんだマーサ、ラーメンを鼻から出して……」

マーサ「あ、あはは……」

 テーブルの下を覗くと……お尻が見えた!

ユキノ(んっ!入った!はぁ~~奥まで気持ちいい~~)

サーフォン(ユキノ様!こんなところでバックでなんて!!)

トモミン(すごいでっす!!)

 いつの間にかユキノがマーサのバナンポを後ろから入れていた!!

マーサ(ゆ、ユキノーー!!?)

ユキノ(はん!あっ!いぃ!んーー!)

女神フレイヤ「なんかテーブル揺れてない?」

 カットステーキを口いっぱいに頬張りながら女神フレイヤがつぶやく。

女神ノート「あんた相変わらず大食いね。もっと上品に食べなさいよ」

 女神ノートが呆れながら女神フレイヤを見る。

女神ムーア「フレイヤに上品はないだろ!ハッハッハ」

女神フレイヤ「失礼ね!私は残さずキレイに食べるからいいの!」

マーサ「ええーー!!」

女神フレイヤ「!!なに?あんたさっきからうるさいわね!」

マーサ「あ……すいません。ナルトが目に入って……」 

女神ノート「どういう状況?」

 マーサの両目にナルトがついてた!

女神ムーア「ふふっ、面白い!」

 女神ムーアには受けた!

マーサ(全然面白くない~~!!?この感覚は……イクか?)

 テーブルの下を覗くと剣聖イクがブリッジをしながらマーサのバナンポを入れていた!

イク(はぁーーーーん!!)

ユキノ(イク!すごい格好だ!)

サーフォン(すごいです!)

レキ(変だと思ったら……もう……)

トモミン(でも、さすがにテーブルの下に五人はせまいでっすね!)

 ロイヤルフィアンセーズがテーブルの下で集結していた!

 ひとりテーブルの上で女神三人を相手にしながら必死にバレないように取り繕うマーサ!がんばれマーサ!バレたら終わりだぞ!天界追放だ!

マーサ「あはは、あはは、あははのは……」

 必死の作り笑い!

清掃係(変装したゼウス)(なんだあのテーブルはーー!!どういう状況ーーーー!!!!????)

 清掃係に扮した絶対神ゼウスはかつての教え子の三大問題児が揃ったテーブルの下で男の下半身の暴れん棒に群がる五人の美少女という摩訶不思議な状況を目の当たりにしていた。

女神ムーア「どうしたマーサ?そんなに汗かいて……。そのチャーハン辛いの?」

マーサ「え!?あ、ああ!激辛なんです!」

女神ノート「そうなの?一口頂戴!」

 女神ノートはスプーンをマーサのチャーハンに近づける!

マーサ「だめーー!!」

女神ノート「おお!?なんだよ……ケチ」

女神フレイヤ「ダメだぞノート。食べ物は一口も人にやってはダメだ」

 ガーリックライスをハムスターのように頬を膨らませながら食べている女神フレイヤが言った。

女神ムーア「あんた、太るわよ?」

マーサ(あああ!この感覚は……サーフォン!?サーフォンに入れてる!?足におっぷにの感覚が!右足がイクで、左は……ユキノだ!……あ!出そう!おう!!……出すタイミングでレキの口に変わった!?あぁ……搾り取られる~~!!?はぅ!今度はトモミンのお掃除でまた元気にされる……!あう!今度はユキノが入ってきた!)

 【テーブルの下】

ユキノ(やん!深い!)

イク(ユキノ様!次は私ですよ!)

サーフォン(レキさん……マーサ様のバナンポジュース、飲まないのなら私にわけてください……)

 サーフォンがレキにキスをした!

レキ(んんーー!んぐぐぅんぐ~~(少しずつ飲んでのに~~))

トモミン(み、みなさん!ちょっと暴れすぎです!!)

 【テーブルの上】

 ガタガタ……

女神フレイヤ「じ、地震!?」

女神ノート「いや、天界で地震はないだろ……」

女神ムーア「テーブルの下か?」

 テーブルの下を覗こうとする女神ムーア!

マーサ「ああーーーー!!!!」

 急に奇声を上げる!!

女神ムーア「うわ!ビックリした!どうした!」

マーサ「あ、えへへ……。あの、あ!あの清掃係……ゼウスかなぁ~~って……えへへ」

女神フレイヤ「あんた、ゼウス見たことないでしょ。適当なこと言わないでよ」

女神ノート「いや待て!こっちをガン見している清掃係……ゼウスの変装だ!!?」

清掃係「ぎ、ギクッーー!!?」

 テーブルの下の酒池肉林に夢中で少し変装が溶け頭の上に絶対神の輪っかが出ていた!

絶対神ゼウス「ヤバい!逃げよっと!」

 ゼウスは屋上へ続くエスカレーターに乗った!エスカレーターの上では歩かない!!常識だ!

女神ムーア「ま、待て!!」

 女神ムーアもエスカレーターに乗った!もちろんエスカレーター上では歩かない!!

女神ノート「ほら、フレイヤ行くよ!」

女神フレイヤ「んん~~あと一口……」

 嫌がるフレイヤを引きずるようにエスカレーターに乗せる!

 三大女神は上へと消えていった……。

マーサ「もう!みんな!バレるとこだったよ!」


テーブルの下を覗くマーサ。

レキ「あはは……よくバレなかったね」

 レキは口に1回、下に1回出されていた!

ユキノ「イクのアクロバットすごかったぞ!」

 口に一回、下一回のユキノがぐったりしているイクを指差す。

イク「……すいません。ちょっと休憩させて下さい……」

 口に二回、下に三回のイクは今回のMVP(?)だ!

サーフォン「イク様……ズルいです」

 口に一回、下に二回のサーフォンはすねていた。

トモミン「それより屋上へ行きましょう!女神様達は行ってしまいまっした!」

 口に五回、下に一回、お掃除八回のトモミンが屋上を指差す!何気にマーサのバナンポジュースを一番摂取している!影のMVP(?)だ!

マーサ「ちょっと休憩させて……」

 出しすぎてマーサも、ぐったりしていた!

レキ「……さすがにやりすぎた」

 さすがにやりすぎだった!!

 次回、屋上大決戦!!

 <つづく!>

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ