『はぁ~~ん!腰がくだけるぅ~~ん!!』『絶技!リフレクソロジー!』
女神フレイヤ「それじゃ、私は天界に戻るわ。魔王になったノートに何かあったら連絡するわ」
マーサ「ほい~~」
サーフォン「女神様と対等に話すマーサ様……素敵」
女神フレイヤ「こいつは単にアホなだけよ……。マーサ、あんたレベル上がってるんだから、ちゃんとスキル増やしなさいよ!じゃ!」
女神フレイヤは天界へ帰っていった。
マーサ「スキル……?」
ユキノ「イテテ……」
ユキノが足首気にしている。
イク「さっきの『千本桜』で足を捻りましたか?」
聖剣ゼクス『かっこいい技だったけど、私、踏み台になっただけよ……』
聖剣ゼックスカリパがちょっと拗ねている。
サーフォン「私は、その踏み台の支えです……」
……どんまい!!
マーサ「大丈夫か?ユキノ……。ちょっと待ってて……」
マーサは久しぶりにステータスをオープンさせ、使えるスキルがないか見てみる。
マーサ「いつの間にか『スキルA◯男優』レベル69になってた……。KPポイントも191919ポイント貯まってる。どれとれ……【『スキルNTR』好きな人が寝取られる】嫌なスキルだな、需要あるのか?
……これだ!【『リフレクソロジー』かなり高度なマッサージ技術を取得できる。あと、気持ちいい】これだな!取得っと……」
レキ「ユキノ様、歩ける?」
マーサ「俺に任せろ!ユキノ、足をちょっと触るぞ!」
ユキノ「……?ああ、よろしく頼む」
レキ「変なとこ触らないでよ……」
マーサの手が光輝く!
ユキノ「んぁーー!!!!」
触られると同時に体が跳ね上がる!
レキ「ちょっと!変なとこ触ら……足しか触ってないわね……」
マーサ「ロイヤルハン~~ド!!」
ユキノ「んはっ!だめだ!!ああ~~ん!!」
ユキノの体がビクンビクンする!
ユキノ「んん~~!!……あ、あれ?足が痛くなくなってる!」
ユキノがその場でピョンピョン跳び跳ねてみせる!
トモミン「すごい!ご主人様!」
マーサ「へへ~~!マッサージ得意なんだ!!」
イク(……あとで腰の痛みを見てもらおう)
サーフォン(……あとで肩こりを見てもらおう)
レキ(……あとで全身やってもらおう)
今日の夜は忙しそうだ!
突然の二代目魔王襲来で修学旅行は中止を余儀なくされ、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』以外の女学生達はバスで自国に戻ることにした。
勇者一行はとりあえず国王に帰還の旨を伝えることにーー。
【ユッケジャンクッパ城 王の間】
シャトーブリアン王「さみしかった!急にいなくなってワシ、さみしかった!」
王はさみしかった!
マーサ「ごめんごめん。次はちゃんと言ってから出掛けるから……」
号泣する王様に手を差しのべる。
シャトーブリアン王「ん?お前は別に……。トモミン、あまり遠くに行っちゃいかんぞい!」
ただのロリコンだった!
マーサ「…………」
差し伸べた手をそっと引っ込める。
サーフォン「本当に……マーサ様は王子様だったのですね……」
豪華絢爛な王の間で、ひとりサーフォンはオロオロとまわりを見渡していた。
騎士団副団長「いいいい……イク団長!」
イク「おお!今、帰ったぞ!お!その縞々の勲章いいな!私も貰おうかな!」
騎士団副団長「は、はい!持って参ります!」
真面目な騎士団副団長は『イク騎士団長はどこかで強敵との闘いで還らぬ人となった』と勘違いしていて、イクのトレードマーク(?)縞々をモチーフにした『縞々勲章』を騎士団全員に配っていた!
サーフォン「イク様も……本当に騎士団長だったのですね……」
イク「……もしかして信じてなかった?」
パーティーでも割りと『残念な剣士』のイメージが強く、信じてもらえてなかった!
レキ「……イク様」
ちょっと同情した……。
【その夜 子の刻 マーサの寝室】
レキ「……さて、マーサにマッサージをしてもらおうかしら」
音を立てないようにそろーり、そろーりレキが歩いてきた。
マーサの部屋の扉を叩こうとした瞬間!
イク『はぁ~~ん!腰がくだけるぅ~~ん!!』
レキ「……イク様に先を越されたか。マッサージの邪魔をしちゃいけないわね……出直すか」
レキはそろーりそろーり帰っていった。
【丑の刻 マーサの部屋】
レキ「……そろそろ」
レキは再びそろーりそろーりやってきた!
サーフォン『あぅ~~ん!鉄壁の私の心が壊されるぅ~~んん!!』
扉の中からサーフォンの声がした!
レキ「……次はサーフォン!!……出直そう」
そろーりそろーり帰っていった。
【寅の刻 マーサの部屋】
レキ「そろーりそろーり……」
トモミン『おぉう!喉が!おぉ~~ん!喉が通る~~んはぁ!!』
レキ「……そろーりそろーり」
無言で帰っていった。
【卯の刻 マーサの部屋】
レキ「そろーりそろーり……」
ユキノ『そこ!際どい!んはぁ~~!!』
レキ「……ぐすっ」
泣いてしまった!
ユキノ『なんだ?マーサ、元気ないな……。レキが来ないからか?』
扉の向こうで私の名前が出た!
バァーーン!!扉を蹴飛ばす!
レキ「あんた!いつまでマッサージを……え!?みんな!?」
マーサ「やっときたか!待ってたよ!」
トモミン「レキ様遅いでっす!」
イク「けっこう待ちましたよ!」
ユキノ「マーサが『レキが来るまで入れない』って頑固でな!」
サーフォン「もうマッサージでヘロヘロです……早く入れてほしいです……」
レキ「わ、私は全身凝ってるんだからねーー!!」
服を脱ぎ捨てベッドに飛び込む!
久しぶりのキングサイズのベッドは六人の体重を優しく包み、朝まで揺れ続ける六人をがんばって支えたという……。
【天界】
女神フレイヤ「こいつら、全然寝ないな!」
ネット配信の編集が全然追いつかない女神フレイヤ・ノーエッチだった!




