「……あいかわらず、すごい吸引力だな」『第一部最終話『光あれ』』
【王都ハラミカシラ ユッケジャンクッパ城】
【王の間】
シャトーブリアン王「それでは、女神フレイヤより授かった『辞令書』を読み上げる……」
王様に集められた勇者一行は此度の活躍が評価され、授与式に参加する運びとなった。
マーサ「今、辞令って言わなかった?」
転生前のサラリーマンの血が騒ぐ。
レキ「しっ!マーサ!厳正たる式の最中だぞ!」
王様「まず、聖女トモミン……前へ」
トモミン「はははは……はい!!」
緊張が口から溢れ出す。
マーサ「トモミン!そういう時は掌に『巨人』と3回書いて飲み込めば落ち着くよ!」
トモミン「ご主人様!えっと……『巨人』『巨人』『巨人』パクっ……駆逐してやる~~」
王様「……はよ、来い」
トモミン「は、はい!」
トモミンは王の前で跪く。
王様「聖女トモミンよ……。ソナタには『正聖女』の称号を与えアツギリカルビ大聖堂での勤務を命ずる」
イク「『正聖女』!!聖女トップの称号!!」
トモミン「……あ、私、ご主人様のメイドなので辞退します」
辞退した!
王様「辞退すんの!?」
王様も予想外の反応でビックリだ!
王様「ま、まぁ……よい。次に勇者ユキノ……前へ」
勇者ユキノ「よし!バッチ来い!」
王様「……元気だね。ごほん!えーー勇者ユキノ!ソナタには『大英雄』の称号と共に隣国『サカナトイッタラマグロ共和国』の大臣を勤めてもらう」
イク「大臣!実質、国のナンバー2!!さすがユキノ様!!」
ユキノ「面倒そうだから、パスします」
王様「お前もかい!!」
ビシッ!っと軽快なツッコミをする。
王様「……では、次……剣聖イク、前へ」
イク「はい!」
王様「ソナタには王都ハラミサガリの『騎士団長』を勤めてもらう」
イク「は!ありがたきお言葉!!」
王様「……やっとOKしてくれた。うう……」
王様は涙した。
王様「最後にマーサとレキ……前へ」
マーサ「へい!」
レキ「バカ!『はい!』でしょ!は、はい!」
二人並んで跪く。
王様「フジサンヨンゴ山を二人同時に登頂した勝者としてマーサにこの国の『第一王子』レキに『フィアンセ』の称号を与える」
イク「マーサ殿が『王子』!!確かに王は早くに王妃を亡くし子供がいないが……まさかマーサ殿が『第一王子』とは!」
マーサ「王子……ま、いっか!かっこいいし!」
イク「では、私はマーサ殿を守る騎士団長だな!」
トモミン「トモミンは『王子様のメイド』でっす!」
ユキノ「レキ……よかったな……夢だったんだろ」
ユキノがレキの肩をたたく。
レキ「私が……マーサの『フィアンセ』」
レキの夢は「マーサの花嫁」だった。誰にも言ってない。確かな夢。ユキノ様にはバレてたみたいだけど。……夢が、叶った。
マーサ「ど、どうしたんだ?レキ……涙なんか流して……」
レキ「え~~ん!え~~ん!」
レキは大声で泣いた。今までの想いが涙となって溢れ出す。
ユキノ「……レキ」
イク「……レキ殿」
トモミン「……レキ様」
三人はそっと近づき、レキを抱きしめた……。
『ワーーーー!!!!』
各地で群衆の歓声が沸き上がる!
今回の『辞令式』は全国民にライブ配信されていた!
『ワーーーー!!!!ワーーーー!!!!』
祝福の歓声は天界にまでも届いたというーー
女神フレイヤ「え~~ん!レキよかったね~~」
女神も自分のことのように喜んだ。
この日を境に、新たな国の門出を祝う宴が連日・連夜、繰り広げられた。
終わらない宴ーー
終わらない祝福ーー
女神の祝福がいつまでもこの国に降り注ぐ。
そう、この時はまだ、そう信じていた……。
【転生したけど、
URスキル『AV男優』ってなに?】
ここに、完結!
【完】
数ヶ月後……。
配信モニター『新番組!【転生したけど、URスキル『AV男優』ってなに?第一王子だけど文句ある?』配信スタート!!』
チュンチュン……クチュン!
朝を告げる鳥『花粉鳥』の鳴き声が【ハラミサガリ王国 第一王子 寝室】まで聞こえる。
???「んっ!んっ!んはっ!ペロペロ!んっんっんんっ!」
ハラミサガリ王国第一王子マーサの布団が盛り上っている。
マーサ「ユキノ!久しぶりだな!レッドドラゴン討伐は完了したのか?」
マーサが布団をめくると、マーサのバナンポを咥えている勇者ユキノが姿を現す。
ユキノ「んっ!起こしてしまったか!?んっ!んっ!んっ!レッド、ドラゴ……んはーー!!……マーサ!喋ってる時は出さないでよ!」
マーサ「はっはっは、ごめんごめん!」
絶対、わざとだ。
コンコン……。
トモミン「ご主人様~~朝ですよ~~あ!ユキノ様!?」
『正聖女』兼『マーサ直属メイド長』のトモミンが部屋を訪れる。
ユキノ「トモミン!久しぶり!」
トモミン「あ!ちょっとお待ちを……んっ!れろれろれろ……ん!キレイになった!ユキノ様!お久しぶりです!」
すぐさまマーサのバナンポをキレイにする!さすがメイド長!
ユキノ「……あいかわらず、すごい吸引力だな」
トモミン「えへへ!」
珍しい褒め方だったが、とりあえず喜んだ!
コンコン……。
イク「マーサ殿……警備体制についてご意見が……あ!ユキノ様!?」
王国騎士団長イクもマーサに用事があったのだ!
ユキノ「なんだ、イク……こっそりマーサにエッチなことしてもらうつもりだったのか?」
イク「な!な!な!」
否定はしなかった!
マーサ「こらユキノ!イクには数回しか手を出してないぞ!」
真剣にアホなマーサ!
イク「ま、マーサ殿!!!!こ、これには深い訳が……」
トモミン「イク様……」
ユキノ「……レキには黙っておくよ」
イク「ち、違っ……あの……」
騎士団長しどろもどろ!
バーーーーン!!
レキ「マーサ!朝から何を騒がしく……み、みんな!?」
扉をバーーーーン!!と開け、『第一王子のフィアンセ』レキが乱入する。
マーサ「レキ……部屋に入るときはノックしようね」
レキ「みんな!久しぶり~~!元気だったぁ~~?あれ?イク様、なんでそんなに顔が赤いの?」
イク「い、いや!あの!……なんでもありません」
真っ赤な顔を隠すためにうつむいた。
ユキノ「そうだ!マーサ!相談事があってきたのだ!」
マーサ「珍しいな。相談事なんて。俺は『女心』しか分からないが相談に乗れるか?」
レキ「……どの口が言ってんのよ」
ユキノ「実はな討伐対象の『レッドドラゴン』と戦っているうちに仲良くなったんだが、そいつが妙なことを言っておってな」
イク「ドラゴンと仲良く!?さすがユキノ様!」
ユキノ「そいつは『サカナトイッタラマグロ共和国にユキノを殺せば報酬をやる』と言われたって……」
レキ「なにそれ!サカナトイッタラマグロ共和国って、ユキノ様が『大臣』の辞令蹴ったとこじゃない!」
トモミン「腹いせですね!許せないでっす!」
ユキノ「どうしたらいいと思う?」
マーサ「そうだな!そこの王様に挨拶でもしに行くか!また、みんなで!」
ユキノ「そう言うと思ったよ!」
ユキノの顔が一気に明るくなる!
イク「もちろんお供します!」
イクの顔に覇気が宿る!
トモミン「私も行くでっす!」
両手を上げて怒ったポーズのトモミン、かわいい!
レキ「しょーがないわね~~!来月の結婚式までには戻るわよ!」
テレながらも幸せそうな笑顔を見せるレキ。
マーサ「よ~~し!じゃあ行くか!」
マーサ達の冒険は終わらない!!
マーサの性欲が続く限り!!(一生終わらない!)
行け!マーサ!欲望の限り!
行け!マーサ!読者の暇潰しのために!
行け!マーサ!女の子達の幸せのためだけに!
マーサ達に……光あれ!!
レキ「ところでマーサ、あんたなんでバナンポ出してんの……」
マーサ「…………」
【転生したけど、
URスキル『AV男優』ってなに?】
第二部
【ロイヤルフィアンセーズ誕生編】
堂々、開幕!!




