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08話

 「あそこの森に行ってレベル上げしよう。」

エイクが言う。隣の町へ行く途中だったため行けなくもないが、国の端の方から移動してきたため、いくらいくつかの町で休んで装備を整えているといえど、体力や装備の消耗が激しく、敵によっては大怪我をする場合がある。

「今から行くのか?やばくね-か?」

とユーリが言う。いつもバカな割にはましな意見を出す。しかし、堅物のエイクは耳を貸してくれない。キーナ村までの臨時パーティーではあったが、連携もそこそことれていたため大丈夫だろう。

「俺たちの力なら未知なる深淵を鎮められるだろう。」

・・・ラッドは無視しよう。

「じゃあ行こっか。」

あまりやる気ではないが、まあ何とかなるだろう。


 途中まではスムーズに進むことができた。エイクが何度か自己中っぷりが出ていたが、どうにか一人一つはレベルを上げることができた。

「じゃあ、そろそろ町へ行きましょう。」

そう私が声をかけるとエイクが

「いや、まだいけるだろう。」

と無表情で言う。

「おい、さすがにもういいだろ。」

「これ以上の戦闘は自分の身を亡ぼすだけだ。」

ユーリとラッドも反対するが、

「これだから雑魚は。」

とそっぽを向く。職業は騎士のくせに人柄が見合ってないと思えてしまうほどの態度だ。 

「なんだとぉぉぉ!」

ユーリがエイクに殴り掛かる。

「2人ともやめて!」

止めに入ろうとすると、周りから草むらをかき分け、何かが迫って来るのに気づいた。


 「ラッド、大丈夫!?」

大きなクマから攻撃を受け、怪我をしたラッドに回復魔法をかける。

「すまない。完全に油断していた。」

私たちは今、数体のクマのモンスターに囲まれている。4人で応戦してはいるが、疲労していているし、ユーリとエイクが連携をうまく取れておらず、かなりまずい状況である。何か策がないかと考えていると、

「シーア、危ない!」

ユーリの声が聞こえてくる。背筋が凍りつく。まるで今から地獄の縁に立たされているような感覚が。


 ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!




 なんだろう、この感覚。たった今殺されたと思ってはいるが、なぜか誰かに包まれている感覚がする。お母さんから


「毎日欠かさずお祈りをしなさい。そうすれば天使達が天国へ連れて行ってくれるわ。」


と私に口酸っぱく言ってお祈りをさせてたことを思い出した。ああ、私は今天使に連れて行ってくれるのかなあ。その天使を見るようにそっと目を開けると・・・。


















        「大丈夫か?」


















 私は男の人に抱えられていた。フードを深く被っていたが、顔はうっすら見えた。頬は火傷しているが、目は私を包み込むような優しい目をしていた。そんな光につい目を閉じ、体を委ねてしまった。

 こんちゃっちゃ〜、ミゲルです。リアルが忙しく時間がなく、書くことが出来ませんでした。本当にすみませんでした!

 今回は新たなキャラクター、シーアの視点から書かせていただきました。後半の書き方も自分なりに工夫してみました。(あんまり変わってないかな?)ちなみに、ユーリは15歳、エイクは18歳、ラッドは17歳、シーアは16歳です。

 時間がかかってしまい、すみませんでした。そして、読んでいただきありがとうございました!

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