06話
サナと少し話したあと、また新たなクエストを受けた。今回は山に出現したゴブリンの群れを退治してほしいとのことだ。クエストには5段階で難易度が設定されていて、俺はいつも基本的に比較的に簡単な2,3くらいのものを受けている。もっと難しいクエストにも挑戦して稼ぐこともできるが、キサラ達のためにあまり時間のかかるクエストは受けないようにしている。このクエストはそこまで難しくもないし移動距離もないので良い。サラさんに協力してもらい、自分に合ったものを紹介してもらっている。恩返しも含め完璧に仕上げようなどと考えていると...。
ザザザッ!!ザザザッ!
「来たな。」
モンスターである。今いる山までの道で出てくるモンスターは大体決まってくる。
「ヴォォォォ!」
ウイウォルベアである。力が強く、1体相手するのは初心者には強敵と呼ばれるモンスターの1種である。
「ふぅ...。すぅう。はぁあ。」
大きく深呼吸する。
「ヴァァァウ!」
ウイウォルベアが襲い掛かってくる。俺は剣の無駄な消耗を避けるためあえて抜かず、連続攻撃をよけて、十分に距離を取る。
「ちょうどいいや。こないだ考案した新業出してみよう。」
魔法はまず「マギト」と唱え、その後その魔法の属性を設定する。例えば火属性なら「レイ」唱える。あとはその魔法を強く想像し、発動する。
「マギトフィン」
剣が黒い煙をまとい、煙が広がりウイウォルベアをも包み込む。
「暗黒演舞」
周りは光すら見えなくなる。あちらはそう解釈しているだろう。しかし、俺には見えている。盗賊などの職業についてるならそれが可能だが、暗視用の魔法を唱える必要がある。けど、俺には必要ない。なぜなら、俺の職業は・・・。
「暗殺者だからだ。」
ど~も、ミゲルです。いや~厨二臭いセリフって何歳になってもかっこいいって思えますよね。僕もこんな業を・・・出したいなんて思ってませんよ!少しくらいはデスケド・・・。
今回の話ですが「業」と「魔法」がごっちゃになってしまった人が多いと思います。一応この世界では「魔法」が一般的に使われます。それをキトラは「業」と呼んでいます。その理由は・・・どこかで分かります。
今回はこんなところで終わりにします。読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m




