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04話
「んっ…。」
目が覚めると自分の部屋の天井が見えた。あの後家に帰って来てからすぐにベットに入ったのだろう。昨日の夜ば我ながら随分思い切った発言をしてしまったと思った。
「昔の僕とは違います。」
そんな自信は俺の中に全くなかったはずだったのに。恐らくテスラさんに心配をかけたくない気持ちがそう言わせたのだろう。
「なら…。」
そう言いながら起き上がった。
村を出てギルドへ行くまでモンスターにはいくらか遭遇する。
「ギャオォォォ!」
ヤングウルフである。フードを深く被り腰に携えていた剣を引き抜く。
「いいか、キトラ。一瞬力を抜いて研ぎ澄ませ。そして唱ろ。お前の空想を現実にする言葉を。」
「マギトレイ」
剣が炎を纏う。
「豪華炎」
炎の勢いが最高潮に達したところで、ヤングウルフに向かって走り出す。そして剣が胴体へ吸い込まれていく。




