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第27話 魔法大会6

 俺達は本選を突破し、ロリ長チームは完敗。流石、現代武器チーム。この世界では現代兵器はチート並に強いからな。


「いや~それにしてもロリ長が負けるとはね。それも始まって2分くらいの時から逃げ回ってたしね」


「黙れ。君達も彼らと戦えば彼らがどれだけ強いのかが分かるはずだ」


「アウル、勝算は?」


「勝算も何も、普通に勝てるよ。無理に結界や防御魔法を使おうとしなくても風や水で弾の方向を変えたり遅くしたりと勝つ方法はたくさんある」


「その手があったとは…!」


 逆に何故その発想が無かったのだろうか…?本選、第一試合が終わり、第二試合が始まった。数チームの試合が終わると、急に観客が騒がしくなった。


「あれは?」


「あれは和国チームだね。そして確かあの刀を持った長い髪の女性はアキレア帝国の姫殿下だ」


「国の姫様が魔法大会に? そんな位の高い奴も出場できるのか?」


「エルム国の王女である私も出場しているぞ」


「そっか、ロリ長も国の王女でしたね。すっかり忘れてた」


「確かに学院長は王女様って感じじゃないですよね」


「酷っ…」


 と、喋っている間にもう試合が終わった。和国チームの三人は試合開始と同時に光速で相手の後ろに周り、首の後ろを刀の柄で叩いて気絶させた。観客は一応大きな歓声を上げてはいるが、他の出場者達も含めてあのチームが何をやったかを見えてはいないようだった。


「ゼレシア、今の見えたか?」


「はい! 足の速さは光速でしたね。ですが刀を引き抜く時はその何倍もの速さで私には全然見えなかったですね」


「ゼレシアさん、あのチームの動きが見たんですか?」


「はい。一応、光速までは見えます。さすがにアウル君ほどではないですが」


「…….」


「………」


 そして俺達の番が来た。相手はさっきロリ長チームと試合をした現代兵器のチーム。さっそく彼らと当たることになったが、今回は和国チームと同様、相手を瞬殺しますかね。俺的には現代兵器は地球で見慣れているので全く興味ない。彼らが何かを始める前に終わらせましょうかね…。


「では、試合開始!!」


 俺は時間停止魔法を使い、歩いて三人の頭を軽く殴り元の場所に戻った。そして時間停止が解除されたと共に三人は気絶した。彼らを殴った後、少しだけ彼らの現代兵器&魔道具を見させてもらったが、あまり興味深い強化や進化はしていないようだった。結果、やはりこの試合では俺にとって何の収穫も無かったな。


「し、試合終了! 勝者、魔法学院チーム!!!!」


「本当に一瞬ね」


「容赦ないね。少しは彼らにもあの武器を使わせてあげたらよかったのに…」


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

 その時、和国チームは


「なっ…今の見えたか?」


「いえ、見えませんでした、セリーヌ様。」


「まさかあのチームの結界すらも破ったというのか?あれは拙者の刀でも斬るのに相当な時間が掛かったぞ! それなのにあれをいとも簡単に…」


「姫様、あの者は一体?」


「わからん。だが、あの者の攻撃方法、戦力、戦術。ありとあらゆることを記録しろ」


「御意。」


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