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【短編】東京メロディ  作者: 葵 なみだ
6/6

東京メロディ

 翌日、私は普通に大学に行った。

葬式の日以来、私は涙を流していない。


私たちは何も始められずに終わった、何も残さずに終わった。

でも、私は終わっていない・・・。


 あの葬式の後、柏木仁のアコギを借りてスタジオに向かった。

あの日レコーディングするはずだったスタジオに。

スタジオに入った楓はレコーディングの予約を済ませ、レコーディング本番を迎える。

そして出来た、たった一枚のCD。

このCDを楓は東京のラジオ局に送ることにした。


「柏木くん、これでみんなに聴いてもらえるといいね」


―――その数ヵ月後、そのたった一枚のCDに収録された曲が有線で流れ始め、瞬く間に楓は有名となる。

そして、レコード会社からのデビューの誘いも来た。

しかし楓は・・・

「私はただ、みんなに聴いてもらいたかっただけです・・・それにこの曲は柏木くんの曲ですから」

そう言って断った。


 そのまた数ヵ月後、楓は無事に大学を卒業した。

就職も決まった。

若きミュージシャンたちに手を差し伸べる、レコード会社の社員に楓はなる。


「柏木くん、柏木くんの夢は叶えられたかな・・・死んじゃったからから違うか・・・でも、みんなに聴いてもらえたよ!」


「『東京メロディ』を」


終。





初めての連載でした。

そして初めて書いた小説です。文の構成とかお話のつくり方とかめちゃくちゃかもしれません・・・。

でも、楽しく書けました。

次はまた違うテーマで書いていきたいと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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