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【短編】東京メロディ  作者: 葵 なみだ
4/6

曇天

家に帰って、お風呂と夕食を済ませた私はまた少し考える。

考えるというか、ぼーっとする。


私でいいのだろうか…。

私なんかがやっていいの?

一度捨てた夢を。

音楽を。


また心に(もや)がかかるが、それでは柏木に失礼だと無理やり取っ払い、無理やり寝る。


それから一週間が経った。


土曜日。

学校は休みで、レコーディングの日。

一週間練習を重ね、その全てを出し切る。


朝、8時。

約束のスタジオに楓が先に着く。

「あいつは…まだか」


9時。

遅い。


一時間の遅刻。

我慢ができなくなった楓は柏木に電話をする。

Trrrr…ガチャッ


「もしも…」

「はいもしもし…」

「ちょっと!一時間の遅刻なんですけど!……っていうか、あなた……誰?」

「私は仁の姉です。あなた、仁のお友達か何かですか?」

「はい…一緒にバンド組んでる…」

「楓さん?中村楓さんね?」

「はい…そうですけど……」


ドク…嫌な気がした。

聞きたくなかった。


「あの、柏木君は…今…」

「仁は交通事故で亡くなりました…さっき、スタジオに行くって言ったあとに…」


その日は曇天で今にも雨が降りそうな日でした。


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