詩 空のばけもの
真っ青な空
透き通る空気
宇宙との境界があいまいで
どこまでも広がる無限
そんな空を 鉄の羽で 飛んでいく
そんな空を 人口の羽で 飛んでいく
とっても気持ちいい
とっても心地よい
この空はどこまでも続くから
終わりがない空が続いているから
綺麗な青色の中を
ぐんぐん ぐんぐん 進んでいく
どんどん どんどん 進んでいく
一人で 孤独に どこまでも
先へ 奥へと 進んでいく
「けれどもたまに 空の空間が
歪んで迷子になったりする
そんな不思議な現象が発生するから」
魅入られすぎてはいけないよ
必ず帰らなければならないよ
でないと 最後に 戻れない
大きなお口がぱっくんするよ
「ストーリー」
歪みの中 ばけものの口の中
迷いこんだら そのまま戻ってこなくなるけど
何十年か 何百年後
ひょっこり 歴史に顔を出すものもいるんだよね




