表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

9973

作者: 蒼山詩乃

私の痛み、あなたの痛み

拾い集めてはくべていく

飲み込まれぬように

鎖されぬように

一つの歌を紡いでいく


どうして、なの?

零れた声はまだ反射してゆく

届かない、なら

それでも一筋の光をなぞっていく


溢れてもまだ許されない

そんな感覚を引き摺って

海岸線に沿って歩いていく

君はそこにいないはずなのに

私の恋心は治まらない

あなたの痛み、私の痛み

共鳴してつながっているのに

あの夕日のように沈んでは

現れることを繰り返す

どこにいるの、私はここだよ

この歌声が届きますように


私の歪み、あなたの歪み

拾い集めては変えてゆく

吐き出さぬように

思い出さぬように

空想を描き直していく


夜の中を歩いて彷徨った

私の心の中は

あなたでいっぱいなのに

どこで間違った?

それともこれが正しいの?

神様がいるのならばどうか

あの人を救ってください


消え去ってしまえば許してもらえる

そんな希望を引き摺って

海岸線に沿って歩いていく

君がそこにいるはずならば

私の絶望は止まらない?

あなたの歪み、私の歪み

直して一つに繋がるのに

あの朝日のように昇っては

かすれてゆくを繰り返していく

どこにいるの、私はここだよ

この歌声が届きますように


この歌声が届きますように

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ