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宇宙へ旅立った地球人たち   作者: トースト
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宇宙へ旅立った地球人たち 前編

27世紀、とどまることを知らない地球人類は銀河で侵略をし続けていた。


地球人は次々と未知の星系に探査機を送り、開拓ができそうであれば

大量のロボットを乗せた、全長10キロを超える巨大な開拓船団が

宇宙艦隊に護衛されながら星系に向かうのであった。

人類の星系開拓は開拓作業は2世紀以上前から行われていたため、

洗練つくされ、ロボットにより開拓船から降ろされた巨大な機械らは、

ロボットを次々と生産し始める。ほかにも開拓船には、様々な機械や素材

エネルギーを造りだす機械が乗っており、たった数か月の間で

数十万体~数百万体ものロボットが生み出されるのであった。

大量のロボットをたった千人ほどで管理する人類が惑星に降り立つことはほぼなく、

軌道上に建設された巨大な人工衛星内で居住するのであった。

大量にロボットはたった数十年で星系内を開拓されつくし、資源を掘りつくされた

惑星は人類の居住性良くなければ、廃棄された。技術的には人類はほとんどの

惑星に居住することは可能であったが、すでに捨てても困らないほど惑星を

持っている人類は少し環境がいいぐらいで、都市を作るようなことはほぼなく

居住するのは一部の物好きだけであった。

開拓完了後大量のロボットは自ら分解工場に向かっていく。分解された

ロボットは運びやすい、素材、資源となり、開拓船に積まれるのであった。

そして開拓船は新たな星系に旅立つことになる。開拓済みの星系であっても

100人ほど監視員が人工衛星内で居住しており、いつ何があっても

問題ないように、監視し続けた。ロボット、AIでもできそうな気がするが、

昔ある事件があったことが関係して、必ず星系内に人が監視しているので

あった。ちなみに資源を掘りつくされた惑星は廃棄され、ロボットも

分解されるといったが、実際には惑星内に作られた、施設で約数千体のロボットは

スリープ状態を維持し続け、いつ何が起きても問題ないようになっている。

これは人類が居住することがなかった惑星の話だが、人類が巨大な都市を造り

居住することとなった惑星も話もしていこう。

開拓船に乗せられた巨大な機械が大量のロボットを造り出すところまでは

はぼ同じである。そこからはかなり違う。都市計画を持った惑星は、

開拓開始前に決まっているので、無作為に資源開発はしない。環境破壊に

よって居住性を悪化することを防ぐためである。逆に居住性をより高くする

ため、適度な森林伐採など、環境開発を行う。ある程度開発がすんだ後に

都市計画にそって都市が作られていく。超高層ビルが乱立してる近未来都市

を想像するかもしれない。まあ実際そのような都市が多いいのも事実だが、

中世ヨーロッパ風町並みが広がる惑星や、日本風の厳かな雰囲気の町並みが

広がる惑星など、様々な惑星が存在する。多くの住民はこの非現実的な空間を

楽しむために移住してくる。ほかにも惑星をまるごと

巨大テーマパークやショッピングセンター、企業センターにしているところも

ある。惑星内の都市、施設がほとんど完成し終わってから、住民が移民船に乗って

一気に移住してくるのであった。ほかにも一から惑星を昔ながらの方法で

開拓したいという人も一定数いるため、そういう惑星もある。

都市惑星に決まった定員は存在せず、その惑星の人気度によってかなり人口は

変わる。ただし人口が多すぎると自然破壊や快適度の悪化が考えられるので、

多くても10億人ほどで、少ないところだと10万人ほどしかいない。

人口が少ない惑星は多くの場合辺境にあることが多いい、人口が少なくて、

辺境の惑星に住んでいる住民が充分な生活ができるのかと思うかもしれないが、

意外にも生活にはほとんど困らない。毎日訪れる輸送船によって、

新鮮な食糧、日用品、家具など様々なものなんでもと言っていいレベルで

運ばれてくるため、基本全く生活にはこまらないのだ。

公務員しかいないただの開拓惑星と違い、民間人が居住している都市惑星で

なにかあったら大問題なので、衛星軌道上に軍事基地が存在する。軍事基地には

宇宙軍が数百人から数万人に滞在しており、惑星規模によって軍事基地の

規模も変わるがどれも彗星の監視、宇宙生物の駆除、敵性艦隊の排除を

主目的としている。軍事基地には工廠が備わっており、戦闘用ロボット

だけでもなく、フリゲートや駆逐艦、巡洋艦、大型の工廠であれば、

戦艦や空母などの大型艦艇を作れるところもある。

軍事系の豆知識だが、今の時代海軍というのはまともに存在しない。

それはというとすでに海中、海上とも超高性能システムによっていつ何があっても

探知できるため、もし海上、海中で軍事行動が起きたとしてもすぐさま探知して、

陸上、空中、軌道上から攻撃することができるからである。


次に27世紀の銀河情勢を話していこう。

まず地球は統一されていない。21世紀と比べかなり国が統一されては

いるがそれでも30か国以上今だ地球上に存在する。

まず今でも存在する国はアメリカ合衆国、日本連邦国、イギリス、フランス共和国

ドイツ連邦国、ロシア連邦、インドネシア、インドなど13か

新たに誕生した国はアメリカ連合国、上海東方共和国、朝鮮、東南アジア連合

北欧諸国連合、中央ヨーロッパ連合、中東連盟など約20か国以上の統一国家が

存在する。

多くの中小国が統一していったのは、宇宙開発に乗り遅れないためである。

宇宙開発は莫大な金額がかかり、中小国一国ではまともに宇宙開発できない

ため統一する必要があったのであった。

ただし国境が隣接しあってる国同士は仲があまりよくないことが多く、

統一はできないだろうというのが、宇宙開発黎明期である23世紀の学者の

見方であった。

それでも中小国が宇宙開発を行うには統一が必要であった。

24世紀初頭ある一つの統一国家の誕生によって、流れは変わることとなる。

もとスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランドから

構成される北欧諸国連合である。北欧諸国連合が誕生できた理由は主に二つある。

一つは、世界の中でもかなり治安が良く、裕福な地域である北欧諸国は関係悪化の

要因が少なく、基本的に北欧諸国は良好な関係性を保っていたからである。

二つは、北欧諸国はカルマル同盟として統一されていた歴史があったためだ。

このような理由で北欧諸国は統一に抵抗感がなかったため、

統一することができたのだ。統一された北欧諸国はもともと一番GDPの高かった、

スウェーデンと比較しても3倍以上に増え、GDPランキング11位の大国となった。

統一したことで、技術の共有だけではなく、無駄なシステムを省くことができ、

実質3倍以上の額を宇宙開発にかけることができ、北欧諸国連合は一躍

宇宙開発先進国となるのであった。この成功をみて多くの政府が統一国家の

設立を望むようになり、いくつもの統一国家が設立された。

統一した後に汚職が起き再び分裂、内戦を起こしたり、そもそも指導国でもめて、

結局統一国家を作れなかったりすることもあった。

因みに2代超大国であったアメリカ合衆国と中華人民共和国は経済戦争による経済危機

人種問題によって分裂した。分裂してもアメリカ合衆国は大国のままであったが

分割された中国では内戦が起き、中小国におちぶれてしまった。


地球環境保全条約というものがある。この条約は地球内に領土を保有している

国家全てが25世紀初頭に調印している。この条約はある一定以上の武装の配備を

完全に禁止し、相互に監視しあう条約である。この条約によって不足する

防衛戦力は各国で資金を供出して、太陽系防衛軍を設立することで太陽系を

防衛することとなっている。この条約をもとに地球軍を設立しようとする

動きもあったが、成功することはなかった。

27世紀現在ほとんどの国の主要システムをほかの惑星に移されており、

自国内で文化保護を積極的に行ったため、20世紀や21世紀の建物が

多く残っており、多くの文化会館が建てられたため

地球は「文化ミュージアム」とよばれるようになった。


次回は地球外知的生命体について話していこうと思う

後編は明日の零時に投稿します。

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