2話
ということで風呂に入ることにしたんだが…
「なぜ母さんまでついてきてるんだ!?」
「あら、別にいいじゃない女同士だもの」
「いやいや…そういう問題じゃなくてさ」
「ならどういう問題なの?」
「それは…その…」
(中身が男だなんて言っても信じてくれないよな…)
「と、とにかく俺は後で入るから!!」
「あら…水臭いわね…まあいいわ今日のとこは勘弁してあげる」
助かった…
これから母さんが入るみたいだし、
とりあえず部屋に戻って時間潰そう
ということで部屋に戻ってきた、状況を軽く整理しよう
気がついたら俺は金髪ツリメの美少女になっていたわけだが、
可能性①俺とこのノアと言う子が入れ替わった可能性
可能性②俺がノアという子に転生して突然記憶を取り戻した可能性
可能性③俺という人間はもともといなくて二重人格で作られた可能性
俺として考えたいのは①と②だが②の場合だとノアという子の人格がどこに行ってしまったのだろうか、
その場合だとノアと言う子の人格は消滅したかこの身体で眠っているのだろう仮に人格が統合されていたとしたら俺が記憶を持っているはずだ。
まあこんなことを永遠と考えていても多分結果は変わらないから他のことも考えるとしようか
まず、ノアと言う子の父親はなぜいないのだろうか、
可能性①父親が貴族で庶子の存在を隠そうとしてる場合
可能性②単純に子供を育てるのが嫌で逃げた場合
まあ、①の確率はかなり低いからだいたい②だろうな、②だったとしたらしばき倒してやる
あと、なんかノアっていう名前聞いたことがある気がするんだよな
何だったっけなぁ…まあいいか
「ノアー!お風呂出たわよー」
と、考えてる間に風呂を出たみたいだな
よし、行くかこの身体での風呂は初めてだからすごい緊張するな
「はーい、今行く」
タタタタ
と言うことで脱衣所に来たわけだが、流石に人の身体を見るのは本人に悪いよな…
目をつぶって着替えるとしよう
やっぱり目をつぶってると着替えづらいな…よしあとちょっと…
ツルッ
「キャッ」
目をつぶってたせいか立ちながらだったからか…転んで頭を打ってしまった…
てか「キャッ」てなんだよ…
まあいいかとりあえず脱げたしタオルで体を隠しながらいこう
まず軽くシャワーを浴びて、シャンプーとリンスで頭を洗って
さあ!!風呂だ!
足から少しずつ慣らしていって…と
「ふぅ…やっぱお風呂は最高だなぁこのまま溶けてしまいたいくらいだな」
それにしてもこんな美少女の入浴シーンなんてみんな見たがるだろうなぁ
…カメラとかおいてないよな?
っと風呂を楽しんでいたらもう二十分経ったな
そろそろ出ようか、ついでにカメラもチェックしておこう…
そしたら窓のあたりに一つ発見した
「…このカメラは没収しておこうか」
男として気持ちはわからんでもないがやられる側からしたらたまったもんじゃないしな
一応タオルで隠しておいてよかったいやぁ物騒な世の中だよ…そうだ風呂の栓は抜いたほうがいいのかな?
一応聞いてみようか
「かあさーん、風呂のせんって抜いたほうがいいー?」
「抜かなくていいわよー後で洗濯するのに使うからねー」
「おっけー」
抜かなくていいみたいだな
そんじゃ身体でも拭くか…なるべくみたいでささっとふくとしよう
そしたら下着を着て…着替えの服を着て…と
それじゃあとはちょっとお菓子でもつまんで寝るとしよう
リビングのチョコを一つ貰っておいて…と
よし、部屋に行くぞ!
ということで部屋に来たさっき取ってきたチョコを食べて寝ようかな、
もぐもぐ
やっぱりチョコは美味しいなぁ
それじゃあ鏡に布をかけておこうか、そして電気を消して…
布団をかぶって、また明日!