表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1話

俺は浅田健二普通の男子高校生だ…と思ってたんだが


これは一体どういうことだ?なぜ俺はフリフリのスカートを着た少しつり目の金髪美少女になってるんだ?

誰か説明してくれ…


「ノア、どうしたの?そんなに鏡を凝視して…」

「? 俺の名前は健二だ、ノアじゃない」


と振り返りながらいったら


「えっ? あなた自分の名前も忘れたの? というか健二って誰なのかしら…」

「いやだから俺は健二だって」

「あなた本気で言ってるの…?」

「もちろん」

「大変だわ…お医者さん行かないと、あなた私のことはわかる?」

「わからん、 どこかであった事あったか? 」

「あなたの母親でしょうに…」

「え? 俺に母親はいなかったはず…」

「れっきとしたあなたの母親よ、 とりあえず今から病院行くから用意してらっしゃい」

「あ、 はい」


よくわからないが病院に行くことになったようだ

俺の頭は正常なのに…


準備か…まず着替えてリュックにお菓子と財布を入れて…よしできた

あれ? なんで俺は聞いてもいないのにものの位置がわかるんだ? まあいいか


「準備できたぞ」

「そう、ならすぐに出ましょうか」


どうやら歩きでいくようだそれにしても周りの景色は俺が全く知らない景色だ

全く俺はどこに来てしまったんだろうか…ホラーだな


「着いたわよ」

「ほう、 ここが病院か」


建物は木造だが清潔感のある建物だ

母親が中に入っていくので

俺もそれについていく、


店内に入ると受付のようなものが視界に入った母親という人はそこに行き受付を済ませてきたようだ

問診票は母親が書いてくれたので俺はただひらすらに座ってまっている


「ノアさーん、先生がお部屋で待っておりますー」


これは多分俺のことだろう

素直に指定された場所に行く母親も一緒のようだ


「はい、 ノアさんね、 とりあえず今から質問をするのでそれに答えてくださいね」

「はい」


「あなたのお名前は?」

「健二です」


「あなたのお母さんは?」

「居ません」


「なるほど記憶喪失のようにも見えますが…わかりません」

「えっ? この子は治るんですか…?」

「わかりません…ご家庭で様子を見てあげてください」

「わかりました…」


俺抜きで俺について話をしてるみたいだかなり深刻そうにしているな

申し訳ないことをした


そろそろ話はまとまったようだ


「帰るわよ」

「はーい」


俺は素直に返事をして席を立った


「まさかうちの子がそんなことになるなんて…」


いやほんと申し訳ないな…


「…とりあえず今日は買い物をして帰りましょうか」

「はーい」


買い物か、楽しみだな


「とりあえずそうね今日はオムライスにしようかしら、」

「おお!! オムライスだ!」

「ふふ、 そんなところは変わってないのね」


ほう、 そうだったのかよくわからないけどその子とは気が合いそうだ


「えっと、 まずケチャップと玉ねぎとベーコンと…あぁ卵も必要ね、 たしかお米はまだ家に残ってたはず」

「俺ケチャップ探してくる!!」

「待ちなさい!!」

「ぐえ」


ケチャップを探しに行こうとしたら襟首をつかまれてしまった…(泣)


「何すんだよ!」

「今の状態のあなたを野放しになんてできるわけ無いでしょ!」

「むぅ…虐待だー(棒)」

「全くこの子は…どこでそんな言葉覚えてきたのかしらね、 とりあえず買うものは終わったから帰るわよ」

「いつの間に!?」

「ええ、 だからあなたが探すものもないわよ」

「ちくしょー!!(泣)」


そんなこんなで徒歩で帰ってきた、

にしても出てくるときはよく見てなかったけどうちの家意外とボロいな…

全く父親は何をしてるんだろうか


「ねー母さん父さんって何のお仕事してるの?」


そう言うと母親は悲しそうな目で


「あなたに父親はいないのよ…」


といった


「えっ!?まじか…」

「そのことも忘れてしまったのね…」

「そっか…」


それって父親は既になくなってるってことなのか? それとも生きてるけど母さんは捨てられたのか?

後者だとしたら許せないないつかとっちめてやる


「あら、 どうしたの? そんな悪巧みしてそうな顔して…」

「何でもないよ、 母さんところで俺の父親って生きてるの?」

「ええ、 そうね多分生きてるわ」


と暗い顔をして言った、本当に父親は何をしているんだか、


「とりあえずそのことは置いといてオムライスを作りましょうか」

「やったー!! オムライス!!」

「ふふあなたは本当にオムライスが好きね」

「もちろん!! オムライスのためならなんでもできるよ!!」

「いつかオムライスで釣られて騙されないといいけれどね」

「大丈夫だって」

「本当かしら」


全く失礼な俺だってもう17歳なんだからそれくらいわかるさ

いや、でも鏡を見た感じ12歳くらいに見えたしありえるっちゃありえるのか

とか考えてるうちに食べ終わってしまった…ちょっと悲しい


「ごちそうさまでした」

「あら? 何かしらそのあいさつみたいなの」

「食べ終わったあとにこう言うんだよ、」


とりあえず洗う場所まで持っていって自分の皿を洗う


「あら? 別に洗わなくてもいいのに、性格まで変わってるのね」


そりゃ別人だからなとか思ってる間に皿を洗い終わった


「それじゃ俺は部屋に戻るよ」

「わかったわ、」


俺は部屋に戻って頭を整理しようと思う

とりあえず鏡はあるだろうか、

探してみたところ一つだけあった


「古そうな鏡だな…まあいいか」


鏡に写った俺を見たところ朝に見たとおり美少女だ

少しテンパの入った短い金髪に赤い瞳

多分金髪は父親からの遺伝で赤い瞳は母親からだろう、

瞳はつり目がちだがキリッとしていてかっこいいな

そして今着ているのは外に行くとき用の白いワンピースだ、 胸元はそこそこ開いているが

まだまだ子供なので全然大丈夫なんだろう

頭にかぶった麦わら帽子には大きな花1つと小さな花が2つほどまとまってついていてとても可愛らしい


と説明してきたがみんなの知ってのとおり俺は男のはずだ、それにこんな金髪に赤い目とか言うファンタジーな要素はなかったはず

けどまあ男の可能性も捨てきれないのでスカートの下を確認してみた


そしたら見事に女の子だったようだ…これからどうしたらいいんだろうか

とりあえず今日は風呂に入って寝よう…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ