オーナーズリーグ①
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
他愛もない妄想が爆発してしまい申し訳ございません。
※この物語はフィクションです。一部、現実と同じ名称が出てきますが、よく似た別人・別物とお考え下さい。
4兆円を貰った。
今日は、ランプの魔人から3つの願いを聞かれたので、秒で答える。
「4兆円ください」と。
ランプの魔人は、他にも2つ願いを叶えられると僕に言うが、「僕が50歳になったら、また来てください。」と伝えて、ランプの中に返した。50歳になった時に、僕はまた4兆円貰う予定だ。
さて、このお金で何をしようか?1つは前から決めている。野球チームを買いたい。
名古屋ドラゴンズ。愛知県にある伝統ある野球チームの1つだ。僕はこのチームの根っからのファンである。お金があったら、是非ともオーナーになりたかった。しかも、なぜか都合よく(妄想内だから当然だが…)チームの前オーナーが退陣したばかりであった。
ある程度の現金をアタッシュケースに詰め込んで、新幹線で名古屋ドラゴンズの本社ビルに向かう。
ビルに着くと、受付の可愛い女の子にこう言って、偉い人に繋いでもらう。
「アポは取ってあるからさ。」
そして、都合よく前オーナーの部屋に通される。僕はそこで、このチームに対する愛を、それはもう熱く、熱く語る。前オーナーはその熱意に押されるも、こう聞いてくる。
「君は、このチームにいくら出せるんだ?」
「いくらでも出せる。」とは言わない。逆に安っぽい。この日のために、野球チームの買収価格は調べてあるのだ。あのイチローがいたマーリンズでさえも1700億円で買収されている。ドラゴンズがそれより安いわけがない。だから僕は秒でこう答える。
「2000億円出せます。」
しかもキャッシュだ。
これで、このチームのオーナーは僕に決まった。
残りは3兆8000億円。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
今度とも宜しくお願い致します。