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過去の魔王起動か

 大翔はまた魔王の意志内に入った。

するとそこには「魔奥義」のみならぬ「スキル」が大量にアイコンの様に並んでいた。


「これをつかって体の能力を上げられるのか? ん?」


「元々備わっているスキルってなんだ?「真崎大翔:①根性②加速③電気」とか……これはディードさんじゃなく僕に備わっているものか? じゃあこっちが僕のスキルでこっちが魔王のスキルなんだな。使うとディードさんに怒られそうだけど」


 大翔は「加速」(大翔分)と「加速向上」(魔王分)のスキルを使い、体当たりの速度と瞬発力を上げた。


 また元々「根性」として所有しているスキルにさらに「防御力向上」のスキルを発動させた。


 スキルとさらにそれを向上させるためのスキルの並行により元々の大翔の持ち味であるガッツや根性に物理的打たれ強さが加わった。


 そして大翔は加速突撃を使い一気に間合いを詰め体当たりした。

大きな体のクラーケンとは言えこれはひるんだ。

加速が増しているため体当たりの威力も上がっている。


 さらにバックジャンプやステップで一旦間合いを取り今度はジグザグに突進していく事で意表を突き捕まらない様にした。


 さらに大翔は電気を溜め体内の「黒の魔力」と融合させようとしていた。


 この黒の魔力との融合も魔王のスキルである。

さらに根性を上げた大翔はすぐに倒れない耐性とバランス感覚を身につけた。


 クラーケンの足が襲ってきてむちのように殴られてもすぐに倒れなくなった。


 何発もくらって倒れなくなったためクラーケンは言葉は離せなくとも苛立ち始めた。


 ここで大翔は「物理攻撃重さ向上」「物理スピード向上」を使用し、速く重いパンチを何発かズドンと浴びせた。


 軟体動物とはいえ効いているようだ。


 かくして「重さ」「攻撃速度」「移動速度」「加速」「電気と黒魔力の融合」を使用した状態の大翔になった。


 早く重い攻撃が何発も決まる。


さらに打たれ強くもなったためクラーケンも簡単には追いこめなくなっていた。


 一方中島は保管室で魔導博士を拉致した。

連れてこられた魔導博士は白衣を着ており背は低く年は60代、頬に大きなこけがあり顔はふっくりしているようでしわで衰え顎は反面とがっている。顎髭もかなり長い。


 顎が長い。髪はこの年にしては長めだ。

背は低いのに頭髪と髭が長い印象だ。

よろよろしているのが拉致された恐怖で上がって震える感じになっていた。


 中島は

「歴代魔王の怪物体を起動させるんだ!」

と言い手から火を出そうとした。


「わかった! しかし危険は大きい」

と魔導博士は両手を前にだし懇願した。


「何が危険なんだ?」

「それほど大きな力だからだ」


「それほど大きな力か。4つあるのを使えば冥王を倒せるか」

「わ、分からんが恐らく」

「勝てるんだな。で今動かせるのか?」


「実験はまだ十分ではないが原理的にはほぼ完成しています。」

「つまり怪物体の身体に脳をはめ込んでコントロールするんだろ?」

「はい」

「よし、これで」


 一方大翔はクラーケンを追い込んだ。スキルの威力は大きかった。



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