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カードサークルの暗躍と上官出現

「ドッジボールが光った!」

キッドは大翔に駆けよった。

「これは一体?」


 スターマークも首をかしげた。

キッドは


「外部から物質をパワーアップするために魔法をかけた事はありますが、それが大翔の体から出たみたいです」


「僕にそんな力が?」

大翔は驚いた。


「発したのか生み出したのかはまだわからない。次回までに考えて調べよう」

「もう終わり?」


 大翔が言うとキッドは

「カノンを助け出すのが最優先だ。これ以上特訓に時間を割くわけにいかない」


 そのころ学校のカードゲーム部室では話し合いが行われていた。 彼らも玉越のように細い小学生たちだった。 

彼らは腕の印を見せあった。


「俺たちは黒魔術学園と契約して力を得たんだ。もっと人数をふやして近々開校する黒魔術学園の生徒を増やすんだ」


「今魔法界のやつらは魔法を広めようとしてるから黒魔術学園の邪魔をしてくるだろ、あのロッドキッドとか言う魔法使い達が」


「玉越や小谷がやられたけど今度は二人以上でかかるんだ」

「この人を病気にする呪術かなり力使うよな」


「それが一番安全に人を攻撃出来る」

「俺たちは黒魔術学園に近づくやつらの門番なんだ」


 次の日、大翔のクラスでもまた原因不明の病気にかかった生徒がいた。

「い、いたい!」

「大丈夫か?」


 生徒が倒れた。

「僕が病院に連れて行きます!」

大翔はその生徒をおぶり病院に行った。


 近くの町中でかなり有名な大きな病院にきた。

そこならしっかり検査を受けられるからだ。


 しかし医師は大翔にいった。

「検査をしたが病気の原因がわからない」



 そこへキッドがきた。医師は驚いた。

「君は一体?」


「付添いの物です。ところで先生にいくつかお伺いしたいことが。お腹などにどこか異常はあったのですか?」


「いや、ない。まだ検査はすべて終わってないが何故お腹を押さえて苦しみだしたのかさっぱりわからないんだ。君の学校の生徒は先日も同じように運ばれてきた。これだけ何人も同じ場所でおかしな病気にかかった人がいるとは」


 2人だけで大翔は言った。

「やっぱりこれ魔法カードを持ってる人が」

「うん、そうみたいだ。一刻も早くつきとめカノンを助けないと」


 2人はほうきで帰ることになった。

しかし飛んでいるうち異常な突風がキッド達に降りかかった。


「今日の風強すぎるよ!」

「いや台風じゃあるまいし、いくらなんでもこれはおかしい! 僕たちの周りだけ激しい風が起きてるみたいだ」



 地上には先ほどのサークルの生徒がいた。

「くっくく、この突風魔法でほうきで飛んでいられなくしてやる!」

「うわ、もう駄目だ。姿勢が制御できない! このままじゃ墜落する!」


 生徒たちは様子を見ながら話し合った。

「あっ、自分から一旦降りる気だ!」

「よし、ここで追い打ちだ! 吹雪の魔法だ!」


 生徒がカードをかざすと、キッドたちに激しい吹雪が襲いかかった。


「あっすごい吹雪だ!」

「これくらい!」

 

 手でキッドは受け止めた。そして

「うおお!」

と言う叫びと共に吹雪の方向を変えようとしたがある事にきづいた

(これをあっちに押し返したら通行人や車に当たる!)


 そう気づいたキッドは電柱に吹雪を押し返した。電柱に吹雪が押し付けられ凍った。

「ちっ!」

そういって陰で操っていた少年は逃げた。


 彼らは部室に戻らず近くの人があまりいない場所で話し合った。

「くそっ! あの魔法使い2人がかりなら勝てると思ったんだが」

「あの電柱が原因不明で氷づけになったってニュースでやってる」

「まあ、大丈夫だ、まさか魔法でやったなんて誰もわからないだろう」


「のこっているカードはこれだけ……」

彼らはカードを出しあった。


「軽度の吹雪、火炎、地震、突風、そして召喚、苦痛の呪術」

「ドラゴン呼び出したのやり過ぎだったんじゃないか?」

「ああ、そうだな、隠れてなるべく秘密裏に行う必要があるな」


「ところで玉越と小谷がやられたらしいがさらに改心もしてるらしい」

「たくあいつら本当に最後まで戦ったのかよ……すぐ降参したんじゃないのか根性なし」


「ロッド・キッドって魔法使い、実はこの前転校してきた奴の正体みたいだ。顔がそっくりだ。カノンを追ってきたんだろう」


「あいつらはカノンを探してる。と言う事は今後は自分から情報を得るため来る可能性がある」

「色々校内を探ってるらしいぜ、あの真崎大翔ってやつと一緒に」

「真崎大翔?あいつ素人だろ? 別におそるるに足らずだよ」


 その時声が聞こえた。

「おい!」

「はっ!」


 少年たちは驚き振り向いた。その声は恐怖を喚起するのに十分であると共に、前から知っている声だったからだ。

「アダラング様!」


「今日は、なぜここに!」


 少年たちは急激にかしこまった。

「たまたま近くに寄った、のではない。不意に来てお前たちに圧迫感を与えるためだ」

「は、はい!」


 アダラングは続けた。

「はいはもういい、ところでもう2人、玉越と小谷の2人があの魔法使いたちの軍門に下りあまつさえ改心をした。要は裏切ったのだ。このままでは1人1人あのロッド・キッドとスターマークと言う魔法使いたちにカードを奪い返され、あまつさえお前たちも裏切るだろう。何せ奴らはカノンと言う仲間を早くとりかえさなければならない切迫感から行動しているため、行動をさらに速めてくるはずだ。」

「は、はい!」


「そこでだ、あの2人に対抗するため今日から私が直々にお前たちの指揮を執る事になった」

「えっ!」

「いやなのか?」


「いえとんでもない!」

「事実今も貴様らは魔法使いを仕留めそこなったろう。」

「すみません」


「子供ならすみませんで清むと思うか? まあお前たちの愚かな作戦では無理だと思ったが。では今後は私の指揮で、と言う事でだ」

「はい」


 かなり少年たちは緊張を通り越し憔悴した。

「大体、お前たちは戦略を間違っている。召喚系、ドラゴンを呼び出す魔法は術者の能力を著しく消耗する。それなのにただおびき寄せるためだけに短時間召喚する愚か者がどこにいる?」

「す、すみません」


「それだけではない、怪物を呼ぶなどというのは目立つ行為だ。あいつらをおびき寄せるにはいいが別の生徒たちにばれてしまうぞ。いいか。我々の目的はいかにこの学校の生徒に黒魔術を覚えさせて魔術を悪用する人間を増やし、そして広め、ゆくゆく建てる黒魔術学園に入学させることだ。それなくして黒魔術の繁栄はありえん」

「はい!」

「覚えておけ魔法使いども。今後は思ったようにはいかんぞ」



今後はさらに様々な本等を調べてリアリティーのある話を加えたいと思います。発達障害教育についてリアリティーがあって生々しい話をもっと調べて加えます。あと、主人公の母親いくらなんでも冷たすぎ理解無さすぎですかね。

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