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どうやったら魔法が使えるか、本気で考えてみた  作者: ぼぶ。
そもそも『魔法』ってなんやねん
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『魔法』の意味

地面もしくは空間に、光の軌跡で魔法陣が浮かび、ド派手なエフェクトで『魔法』が炸裂…

あぁ、ええわぁ…真骨頂で醍醐味で、浪漫やわぁ…

ゲームも物語も、この要素があると旨みが拡がりますよね。

まあ、誰もかれもが飛びついてるので、昨今では下手に使うとマンネリな要素になりかねない危険性はありますが…


「不思議な魔法でピッポッパ!!」

はい、私が大嫌いな使い方です。

手をかざしたら当たり前の様に火が出て、変身して、空が飛べて…

原理もメカニズムもすっ飛ばして、一番使いやすい上澄みだけ汲み取ってるパターンですね。

バトルコマンドで『まほう』を選ぶとチキチキポーンとお手軽に敵が燃やせる…って、それ、重大な暴走のリスクを背負ってるのは忘れないで下さいね?

漢字で見ますと、『魔』の『法』な訳ですよ。

『魔』とは、『不可思議かつ畏怖たるもの』であり、『法』とは『方法』の事ですね。

つまり、『よう分からん不思議でおっかない力を使う方法』と、言う意味です。

よく使われる『マナ』という単語も、語源は『よく分からないもの』らしいですし、世界的に見ても原理不明な不思議な現象という意味で間違いなさそうです。

…が。

おま、さっき普通に火ぃ出したやろ!?

キラキラエフェクトで変身したよな!?

不思議も何も、準備から発動まで予定調和やないか!!

ほぼアイテムみたいに絶対の信頼を置いちゃってるじゃないですか!!

原理とか分からんくせに「こーやったらこういう魔法が使えるんですよー」って魔法学校で生徒の子供達に教えるの良いけど、みんなに教えられるほど安定した力だったらそれ『魔法』ちゃうんやないか!?

逆に暴走する危険のあるもの子供に教えたら世界滅ぼされんぞお前んちぃ!!


…まあ、やってる側は予定調和でも、見てる側が不思議なら『魔法』で成り立つんですけどね。

でもしかし今度の問題は『みんなが魔法もしくは魔法の道具を使ってる世界』なんですね。周知の力が『魔』の『法』とか、どんだけ不安定な土台の上に成り立ってる世界ですかこれ。魔王ガーとか魔物ガーとか以前に、一般市民の生活魔法の暴走で滅んじゃう程度には崖っぷちな世界じゃねーですか!

…原理が解明された力なら、『魔』っていう文字は使わないですよね…

…別な呼び名が必要だな、これ。


はい、じゃ、これ。

『霊質行使技能のうち、大衆により定義・安定化された汎用簡易行使術』

うむ、略して『霊質の汎用簡易行使術』これやね!!

…ん?『霊質って何?』?

あー、じゃあ次はそこの説明ですね…

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