表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

リリアンナの悩み

エクラリュール家の十五番目の子供、十女である私リリアンナは悩んでいた。

深く深く悩んでいた。

主に悩みの種はこの顔。そして家族のこと。

ああ、どうして私の顔はこんなに……


平凡なの!!


おかしい。そう私は思う。

遺伝子は同じはずだ。

同じ美形遺伝子を持っているはず。なのにどうして私は平凡な顔なのか。

母や父、兄弟たちが妬ましい……。

なぜ、彼らはあんなに美形なのか。

小さい時は良かった。

無邪気に皆が美形なことが嬉しくて、誇らしかった。

本当に無邪気に「お兄様たちはキラキラね……!皆を見てるとお星さまが宙に舞ってるようで、幸せになれるの!」なんて言っていたのだ。

あの頃の純真な心に戻りたい……。

今の私の濁り切った心では彼らをまっすぐ見ることもままならない。輝きが眩しすぎて直視できないのだ。

どうしてこんなに心が濁ってしまったのだろう?

社交界でエクラリュール家のものだと言って、ジョークだと本気で笑われたからだろうか。

同じ母を持つお兄様と一緒にいると、髪も瞳も全く同じ色のはずなのに、兄妹だと一ミリも思われず嫉妬の目に晒されるからだろうか。

それとももっとも美女にこだわったお父様に「女は顔じゃないよ。それにリリアンナはこんなに可愛いじゃないか!」などとふざけた言葉を言われたからだろうか。

私だって、別に見れない顔ではないのだ。

金の髪に瑠璃色の瞳。大きな二重の目。

そう人並みに、人並みに可愛いはずだ。平凡の域を超えないけれど。

なのに!皆私を憐みの目で見てくる!

可哀想に……と目が語っている。

ああ!せめて普通の普通の家に生まれたかった……!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ