ACT3 戦いの火蓋
【Youtube】東部、砂漠地帯
その砂漠は地平線のどこまでも続き、迂闊に足を踏み入れれば簡単に遭難する事だろう。 そんな砂漠の中心辺りで、彼らはついに 相見えた。
先にそこで待ち構えていた、槍兵の英霊──りうは、静かに夜空を仰ぎ見た。
無数の星々の輝きを打ち消すように、銀色の長髪人形が浮かんでいる。
距離にしておよそ200m
お互いがお互いを認識し合う
【互いの笑み、それが合図!!】
元最上位モデの宝具、【邱小姐】がうねりをあげる
相手が個だろうと群だろうと関係なく全てを焼き尽くす
最上位モデの一撃とはそういうものだ
それがたった1柱の英霊に対して振る舞われる――
この攻撃は、最古にして唯一の宿敵に送る
【再会の喜び】
りあ【596工程・邱小姐ッッッッッッ!!】
―――――
ーー懐かしいな
何も隠そうとしない、そのままのチャイナクオリティ
嬉しいわ、こうしてまた
りう「てめぇとどっちが上かを比べられることがよぉ!!!」
その瞬間、りうの足元から膨大な量のマナが沸き上がり始めた、まるで【596工程・邱小姐】を包こもうとするかのように
りう「先に言っておくが、こんなんで死ぬんじゃねぇぞチャイナァア!!!」
マナは一人の英霊を核として、大地を焼き尽くす爆弾へと化した
それは生命の全てを刈り取るもの
原初にして唯一無二の火種
人を消し去りし黒き雨
平和を望みながら使われた最終兵器
人間の憎しみから使われた
【それ】を呼ぶ
りう【広島・原子爆弾ッッッッ!!!!!】
地上に『それ』が投げ放たれた時とは逆に、神気を 纏ったまま空へと撃たれる灼熱
ふたつの世界を引き裂く攻撃が、真正面から衝突した。




