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94話 湯けむりの中で

遊びに来て頂きありがとうございます‼


ブクマ登録と評価をして頂いてる皆さんありがとうございます‼

 その後、俺のスキル『黄金の手』で話合いが進み色々な事が分かった。


 聖気を譲渡された三人は、聖気を解放させ使いきらない限り効果はずっと続くこと。

  バフの効果は肉体の【力】【防御力】【速さ】の全ての能力が向上し、それどころか【体力】【魔力】まで跳ね上がることがアイリちゃんの説明で分かった。

 そして定期的に補充されれば強さは維持できるということ。

 ダイガのような契りを交わしていない相手でもバフ効果はかなりあり、これも定期的な外からの補充でも効果は持続するということだった。


 確かにタイガは負傷した時に黄金の手は使ったけど、聖気の恩恵は受けていないと思ってた。

 でも、実際はそうじゃなかった。 魔族が邪気を暴走させた時、タイガが何ともなかったのも、単に聖気を宿していただけじゃなく、バフ効果も附与されていたからなんだな。


 だとしたらキラ様以外全員が能力アップしてることになる。

 普通は戦闘が始まると同時にバフをかけるけど、俺の黄金の手は、始まる前から使っておくことができる。

  後は各自が好きなタイミングで解放させるだけですぐ使える。 時間は関係なく使いきるかが問題なだけ。

 この点でも俺のスキルが他の魔法使いや、補助系の職業よりも優れている点だった。

  俺はアタッカーにはなれないかもしれないが、究極のバフとデバフのスキル持ち主かもしれないとのことだった。

  まぁ、そんなことを言われてもまだピンとこないけどな。


 無事に日が変わる前にベルバド王国についたキラキラサーカス団は報告を王宮が閉まっていたこともあり、次の日にすることにして疲れた身体を休めるために借りた宿屋に泊まったのだった。


 俺はいつものように別の部屋を借りたのだが、この日はドランコに揺られ過ぎた事もあり、気分を変えようと温泉に足を運んでいた。


「へー。 少しボロっちい店だけど、まだ入れるみたいだな」


 俺は少し年期の入った温泉を開いている店を見つけると、入口でお金を払った後に『男』と書いてある暖簾(のれん)を潜り部屋に入ると早速用意されていたカゴに服を無造作に投げ込み全裸になった。


「こんな疲れた時は温泉に限るなぁ」


 小言を言いながら俺はタオル一枚を持ち、湯けむりのたつ風呂場に向かうことにした。

 桶を持ち、かけ湯をし全身を濡らしていく。


「くぅぅ。 少し股が染みて痛いな」


 実はドランコに一日股がり走ったことで馴れないことが起きていた。

 それは両足を絞めて股がっていたことで尻と股間が擦れて痛くなってしまったのだ。


 宿屋の風呂だとシャワーか狭い浴槽しかない。

 仕方がないと言えばそれまでだが、この日の俺は足を広げて開放感に浸りたかったのだ。


 誰もいない温泉に一人貸し切り状態で大の字で足を伸ばし肩まで浸かる。


「はぁぁ。 生き返るなぁ。 いい湯だなぁ」


 こんな異世界にも温泉があること感動して浸かっていると、別の部屋から入ってくる人の気配があった。


 俺は入口は確か一つしかなかったはずと頭の中で少し考えたが、深く考えることもなく、気にしないでいた。

まぁ、それに入っていれば貸しきりな訳ではないのだから誰かは入って来るだろうと。


「ここにおったか」


 聞き覚えのある声に俺は振り替えると、かけ湯を浴びた大人になったキラ様がそこには立っていた。


 赤み掛かった小麦色の肌、艶やかに光る肩まで伸びた濡れた髪。

 たった一枚のタオルに隠された身体にはすらりと伸びた綺麗な脚と、豊満な巨峰が二つ実がなっていた。


 改めて見るとニーアちゃんに負け時劣らずナイスバディだな。

 俺はごくりと唾を飲み込んで挨拶をすることにした。


「お疲れ様。 キラ様も来たんだ。 ってかここって混浴だった?」


「どうやら時間帯で混浴になるみたいじゃな。 それに来ては行かんのか? たまにはいいじゃろ?」


 そう言って俺の隣に浸かってきた。

 俺はその姿に少し緊張した。

 普段は絶対に見せなかった姿。

 小型化したキラ様の時も、一緒に風呂に入った事はなかったし、一緒に寝たこともなかった。

 マスコット的な小ささだったから、特に異性として見ることもなく寝相が悪い事も知っていたから一緒に寝たいとも一度も思った事はないけど、こうして大人になって隣に来られると改めて美しい姿に見惚れてしまいそうになり意識してしまう。


「皆は?」


 俺はぎこちない言葉でキラ様の様子を伺う。

 普段は気兼ねなく何でも話せる仲なはずなのに、こんなときに限って言葉は出てこなかった。


「適当に各自シャワーを浴びてゆっくりしようとしておったわ。 そのうち外っておけば寝るじゃろうな」


「そっか。 街を解体するのに魔力を結構消費したからね。 疲れただろうね」


「まぁ、そうじゃろな。 にしてもいい湯じゃなぁ」


 そう言って手の平で肩にお湯をかけ、気持ち良さそうにキラは話した。お湯の中を覗くとキラ様の何一つ隠されていない姿が映り込んでいた。


 なんだよ。

 何なんだよ。 普段はそんな大人びた姿なんて見せないし、色気なんかも出さないだろ。

なんでそんな事するんだよ。


 その妙に大人びた振るまいをするキラに、ユウキは違和感を覚えていた。



最後まで読んで頂きありがとうございます‼


少しでも良かった、続きが気になったと思われた方はブクマ登録と評価をして頂けると大変嬉しいです!励みになります!!


レビューもお待ちしてますので是非宜しくお願いします‼

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