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5話 ギルド 受付嬢ニニア

読んで頂きありがとうございます。少しでもよかったと思われた方はブクマ登録と評価お願いいたします‼タイトルで検索しても中々引っ掛かってこないのでよろしくお願いします!

 ここがザナルガルド


 街は前世とは違いビルなどの鉄骨などで造られた建物はなく、中世風の木造の家が並んでいた。屋台も出ていて街は活気に溢れている。前世よりも現代的や未来的な要素はなかったがこれはこれで味があっていいな。


「へ~。 なんかいっぱい人いるな」


「当然じゃ。 ここは結構大きい都市じやからな。 商人も集まって商売しとる。 そうすると色々な人種も集まってくるからの」


 屋台から肉を焼いたいい香りが漂ってくる


「うわ。 いい匂いする。 急に腹がへってきた」


「金ならあるぞい。 転生された時最低限生活と装備が揃えれるようにマリア様から援助金が出とる」


「マジか! やったぜぇ! キラ様あの肉食おう!」


 俺はいい匂いがする屋台に行く。ここの肉はビックブーという豚で、脂も程よくのってこんがり焼いても中の肉は柔らかくて美味しいと評判の店らしい。それをキラ様の分と合わせて二人分頼み口に入れる。


「うぉぉっ! 旨い! こんな旨い肉は初めてだ!!」


「確かに、この…肉は……絶品じゃ……」


 二人は会話を忘れて肉に食らいついた。



 ………………




「ふぁーーーっ旨かった! 生き返るなー!」


「ついさっき、生き返ったばっかじゃがの……」


「あっ、そうだったんだ。 つい少し前に死んだばっかだった」


「なんか死んだこと忘れてしまうくらい食に関しては違和感ないな」


「お前らの前世にこの世界が合わせとる訳ではないがの。 違和感ないならよかったのぅ」


 キラ様が指で大分先にある建物を指差す


「腹も満たされたところでギルド登録と、職業を決めに行くぞぃ」


「あー……はい。 戦わないといけない世界でしたもんね……」


「俺、前世では喧嘩もしたことないんだよな」


 何も戦闘らしい事もしたことない自分に不安になる


「大丈夫じゃ。 初めはみんなそうじゃからの」


「用は慣れじゃ。 戦いまくって強くなればいいだけじゃ」


「……簡単に言いますね。 さっき追われた熊とかともいずれ戦ったりするなんて俺想像つかないですよ」


 周りを見渡すと本当に戦士の姿をしたリザードマンだったり、斧を背負ったドワーフだったりが普通に歩いている。村人は人間が多いが獣人も結構いる。猫耳、尻尾の付いた猫族なのか、容姿は人間と変わらないがコスプレしたみたいに頭に耳とおしりに尻尾が生えている。


「なんか、やってけれるか不安になってきた……」


「ほれ。 なに言っとる、ギルドに着いたぞ。 中に入れ」


「はいはい。 分かりましたよ」


 キラ様は俺の不安を無視し強制的にギルドに入らせる




  ーーーー からんっ からんっ ーーーーーー



 ドアの鈴がなって俺は中に入る。俺のスーツ姿という見慣れない姿にギルド内の連中の視線が俺に集まる。


「うわー……俺を見てるよ。 こっち見ないでほしいんだけど」


「仕方ないじゃろ。 見慣れん格好しとるんだから。 気にせず登録せぃ」


 俺はフロントと書いてある所に足を進める。街に入ったときにも思ったがどうやら文字は読めるように自動変換されてるみたいだ。


「ザナルガルドのギルドにようこそ。 初めての登録で宜しいですね?」


 受付嬢のおねーさんも姿から俺が初めてだとすぐわかるのだろう。そりゃそうだよなこんな格好してたら。


「はい。 登録お願いします」


「分かりました。 受付のニニアが担当させて頂きますね」


「まずは名前と出身地をご記入お願いします」


 俺は前世の出身地しか知らない


「…………キラ様。 俺の名前と出身地てどう書けば……」


 見かねたキラ様が俺の肩から降り机の上に立つ


「ワチは神の使いキラじゃ。 こやつは訳あってワシの元で研修させてからこの街に来させた故にワチの住所を使わせて貰うがよいな」


 神の使いと気付いた受付嬢のニニアさんは姿勢を正す



「あっ、はい。 神の使いのキラ様が仰有(おっしゃ)るのであれば問題ありません」


「うむ。 なら名前はユウキ。 住所はワチの出身地のゴルド街と記入せぃ」


 俺は名前をユウキ。出身地をゴルド街と記入する。勝手に手が変換して記入されていくのは不思議な感覚だった。


「ありがとうございますユウキ様。 ではギルドカードを発行するのに職業を決めて頂きます」


「おぅ。 そうだよな。 何にしようかな」


「それではこちらの水晶に手を(かざ)して下さい。

 色々な職業剣士、騎士、戦士、武道家、魔法使い、魔物使い等があります一番水晶の輝きが強いものが適正職に向いてます。

 逆にそれ以外の職にすることも出来ますが伸び悩んだりスキル習得が難しくなったりすることもあるので、基本的には一番輝きが強い職業を選択して頂く事をお勧めします」


「では……どうぞ」



 ごくりっ……



 俺は緊張して水晶に手を翳す。周りも俺を含め新人がどのような職業が適正職に向いているのか興味があるからだ。


 人気なのは騎士。主に戦闘の楯役になり攻撃も出来る、戦闘のサポートを出来る万能タイプ。


 次に魔法使い。後方から魔法、支援魔法と物理攻撃は皆無だが遠距離攻撃とサポートとバランスの取れた職業。


 そういった職業に当たった場合、どこのパーティーも早い内からメンバーに加えることで新人を育てて恩を売ることで抜け出せなくしたり、最終的に最前線で活躍させれるような存在にする。互いにとってよい関係を築きあげる為の始めのチャンスなのだ。


 ギルド内の皆が注目する




 ーーパァァァァァァァァァァァァァ!!!!ーー



「こっ……このっ……この輝きはっ!!!!!!!」




 周りがざわつく見たこともない光に俺が包まれたからだ


「な、なんだアイツ!! なんかすげぇ光ってるぞ!!」


「ありゃスゲーのが適正で出るぞ!!」



 受付嬢のニニアは答える



「こっ……この輝きは………天職の輝きですっ!!!」








最後まで読んで頂きありがとうございます!


少しでも良かった、続きが気になったと思われた方はブクマ登録と評価をして頂けると大変嬉しいです!励みになります!!


レビューもお待ちしてますので是非宜しくお願いします‼

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