表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コトレットさんの不思議なお仕事~こちら異世界管理局~  作者: 胡散臭いゴゴ
イントロダクション【これは前置き】
1/162

始めに

 前置きなので、読まなくても大丈夫です。

 お急ぎの人は、上の【次へ>>】から先へどうぞ。

挿絵(By みてみん)

 カルーシアとは……



 この世界とは異なるところにある世界、つまり“異世界”の町です。カルーシアは、異世界転移者や転生者が、どんどん集まってくる不思議な町です。

 カルーシアでは、異なる世界観が共存できます。私は“魔法のない”世界観“、あなたは”魔法のある“世界観”でも、カルーシアでは私とあなたは一緒にいられます。


 判りにくいですか……?

 では、これだけ覚えていてください。



 カルーシアでは、“世界”は“世界観”から作られるーー……



 それだけ知っていれば、大丈夫。

 この不思議な世界を管理するのが、“異世界管理局”のお仕事です。




 ***********************************


 異世界管理局とは……



 異世界を支配している機関……ではありません。転移者や転生者がどんどん集まってくる世界で、“世界”の運行の見張り番をしているお役所のようなものです。

 管理局、なんていうと何やら威圧的ですが、異世界庶務課とか、異世界生活安全課のような感じで、“ちょっとしたトラブルのお片付け”をするのが主なお仕事です。


 ただし、その存在は転移者も、異世界の住人にも知られてはおりません。



 カルーシアには異世界管理局の出張所がひとつあり、ルシウ・コトレットという女の人がたった一人で監視人として“不思議なお仕事”をしております。


 彼女のことは、コトレットさん、と呼んであげてください。




 ***********************************


 ここからは前置きの、前置き。

 お急ぎの人は、ちょっと上に戻って【次へ>>】から先へどうぞ。




 ***********************************


 この物語は……



 長編ではなく、連作短編となっています。


 一人の英雄の冒険譚ではなく、カルーシアを訪れた“たくさんの主人公達”の小さな出来事を集めて、大きな“世界”がゆっくり回る、そんな物語です。


 章が変われば登場人物が変わり、視点や文体も変わります。



 そして、コトレットさんは作品の主人公ですが、物語の主人公にはなりません。


 コトレットさんの役割は、案内役と狂言回しです。物語の外の、メタな視点さえ持った語り手です。と、言っても、時には物語の流れに巻き込まれてしまうこともあるようですが……



 ともあれ、物語はコトレットさんを“縦糸”、“たくさんの主人公達”を“横糸”に、少しずつ、やがて1枚の絵を織りなすでしょう。


 その時まで、のんびり異世界の日々をお楽しみくだされば幸いです。




 ***********************************


 この文章は……



 特徴として、とかくルビが多いことをお断りしておきます。



 まず、読みが難しそうな漢字(例: 城塞(じょうさい)素人(しろうと)手練(てだ)れ,etc.)……


 作品世界の固有名詞(例:世界(オルト)世界観(イマジカ)監視人(クストーデ),etc.)……


 それから、当て字・読み替えなんかも(例:王都(カルーシア)戦場(ここ)力自慢(バカ),etc.)……



 漢字の読み仮名だけでも、相当の分量です。あらかじめ、ご了承ください。





 以上、前置きをここまで読まれたあなたには、どうやら異世界(カルーシア)へ旅立つ準備ができたようです。コトレットさんの手続きが済みましたら、挿絵(By みてみん)どうぞ、そちらの【次へ>>】から先へお進みください。

挿絵(By みてみん) 

 次の部屋は、“たくさんの主人公達”の待合室(登場人物紹介)となっております。物語にお急ぎの方は通り過ぎて、その【次の扉】から先へお進みください。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ