第2話 天才レウスの誕生
目を開ける。ここが異世界か。
俺のことを見下ろしてるのは両親かな?
格好と部屋の内装からしてまあまあ裕福らしい。
取り敢えず喋ってみよう。
「…あ、あう。」
何?うまく喋れない。
てか、それより、親の喜び方がおかしい。
「キャー、レウスが喋ったわよ!あなた!」
「「あう」だってよ!あう!」
俺の名前はレウスか。
てか、なんだよ「「あう」だってよ!」って。
「ずっと泣かないから心配してたのよレオスちゃん。」
「パパだぞー、レウスー。」
よし、ちょっと驚かしたるか。
えっと舌の使い方は…これでよし!
いくぜ!
「…おはよう、ママ、パパ。」
「キャー。レウスちゃん喋ったー!」
「すごいぞレウス。お前天才だぞ!」
喋ったぐらいでこの反応か。
まあ0歳児が喋ってたらそうだろうけどさ。
あれ、よく考えたら舌やアゴの筋肉の発達からして、
立っちゃったりできんじゃね。
…立てた。
その瞬間両親がぶっ倒れた。
しばらくしてメイド服のケモミミ少女が部屋に飛び込んできた。
「大丈夫ですか!ご主人様、って、ええ!
何でレウス様立ってるの!?」
メイドも倒れた。
一話一話が短いかもしれないかもしれません。
すいません。