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狐に嫁入り!  作者: 春海
学校
37/48

代償

それに触れた刹那、何かが私に語り掛けてきた。

“愚かな人の子よ。汝はなぜ、力を求める。”


少し驚きはしたけれど、その声は妖刀のものだとすぐに気づいた。

そして私は心の中で答える。



〔なぜ‥‥?

そんなの決まってる。彼を、時雨を助けなければならない。彼がそうしてくれたように。〕



“他者の為に力を求めるか。人の子よ。汝は力と引き換えに何を差し出す。”



〔私が差し出せるものはとても少ない。彼らのように力があるわけでもない。ただの脆弱な人間だもの。

逆に問いたい。あなたは何を差し出せば私に力を貸してくれるの?〕


“妖力のない汝が差し出せるもの。それは命。命を差し出せば力を与えてやろう。”



〔命‥。〕


‥少し前ならば、差し出していたかもしれない。でも今は、私のことを心配してくれる人たちがいる。彼らが私の為に、私を助けるためにここまで来てくれた。その思いを裏切ることはできない。


〔私は、この命を無駄にすることはできない。彼らが私のためにここまで来てくれたのだから。ここで命を差し出してしまったら、彼らの思いを裏切ることになってしまうから‥‥〕




“それならば何を差し出す。”



命に変わるもの‥

その時、ある考えが浮かんだ。




〔私は‥‥〕



私が、妖刀に差し出すものは‥‥


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