駄女神様の発授業!!
「ねぇみずっちー!!授業つまらなーい!早く帰ろーよー!」
「1人で先に帰れ。」
もう相手にするのもめんどくさい。これ以上関わると授業が先に進めない。
「ねぇみずっちー!!授業まだおわらな…
「スカエラうるさい。黙れ。」
「酷くない!?いくら先生でも言っていいことと悪いことがあるよ!!」
「お前も女神になりたいなら大人しく授業受けてろよ!!なんなんだよ、さっきから…。」
こんなやりとりがこれからこいつが卒業するまでやれと…無理だ。
(早く終わらせて帰りたい…)
やっと授業が終わった。正直いうともう明日からこのクラスに来たくない…。スカエラがいるかぎりずっとこの調子で授業をしなくちゃいけないのだろう…。
(無理だ…せめてスカエラのクラスを変えてもらおう…。)
『院長』そう呼ばれているのはこの学院で一番能力が高いと言われる神『ナハル』だ。
「ナハル様。折り入ってお願いがございます。」
「どうしたミズチ、言ってみろ。」
「はい、実はスカエラの事なのですが…」
「だめだ。」
「はい、わかりました………ってなにが!?今のはなしでなにが分かったんですかナハル様!?」
「どうせスカエラのクラスを別のクラスにかえろと言うのだろう。スカエラはお前が連れてきたんだ。責任をもって育てて一人前にして見せろ。」
あまりにも正論すぎてなにも言い返せなかった…。
「わかりました…。それでは失礼します。」
俺はそれだけいってナハル様の部屋を出た。