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エピローグ
この後。
コンビニ店員は、世界に笑顔を振りまき幸せに過ごす。
中村美子は、妹がオウマに興味を持ったために、流石に譲ってしまう。
しかし、幾ら目に入れても痛くない肉親相手であったとしても、負けられない、譲れない戦いが有ることを痛感。
それを人生訓に幸せになる。
原田拳は、それから一度もオウマとの再戦は果たせなかった。
戦っても勝てない、戦いにさえならない相手がいることを知り、それを人生訓に立派に成長する。
鈴木青三は、義理の娘と遊園地で幸せに過ごす。
執事長は、立派に成長した次期当主を見届け、天寿を全うする。
セールスドライバーレディーは、荷物を運んで良い汗かいて幸せに過ごす。
黒田房代は、勢い余って女医となり、幸せに過ごす。
塚本正宗は、世界を超える者となり、オウマの側近の魔剣士となり、幸せに過ごす。
そして。
二人の血の濃くなった娘が、三千世界を巻き込んだ大戦争を起こし、
オウマと正宗の息子が、聖騎士として姉魔王に立ち向かうのは、また先のお話。




