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電車
学校の帰り道
急いで駅に走った
改札口に定期を通して階段を登る
ホームには電車を待っているあの子の姿
今日こそ声をかけよう 遠目から見ているだけの自分は卒業するんだ
キミのことを知りたい
キミの声を聞きたい
どうしてだか気になるんだ、キミのこと ボクの想い届け
キミに初めて会ったのは電車の中
座席が隣同士になったのは今でも覚えている
だんだん混み始め、乗用者が増えてきた時
ちょうどキミの目の前に赤ん坊を抱えた母親がやってきた
ボクは人目を気にして勇気を出すことができなかったのに
キミは席を譲っていたね
きっと その時に ボクはキミを好きになったんだ