表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

最初より前のハナシ

記憶をなくした少年と冒険者になりたい少女の壮大な物語



が始まる前のお話

 どこまでも真っ白な空間の中に、歯車がいくつも浮いていた。

 色も大きさもさまざまな歯車は、それぞれの速度で回り続けている。

 無限に広がっていそうな空間を二人の男性が落ちて行く。一人は赤いマントを羽織った男、もう一人は大きな鞄を持った若者だ。

両者とも傷を負い、憔悴した顔をしている。額からは汗が滲んでいた。

やがて二人を追うように一人の男が落ちてきた。先行する二人を睨むその表情は怒りと焦りで満ちている。二人に手を伸ばしながら吠える。

「貴様らに未来は壊させん!!」

「ノワルか!?」

ノワルと呼ばれた男の掌から赤い光球が飛び出した。光球はうねりながら二人に飛んで行く。

命中する刹那

マントの男が壁になるように前に出た。

「うぐぁっ!」

光球を受けた男は若者とは別の方向に吹き飛んで行く。

「先輩!!」

若者が悲鳴のような声をあげた。

マントの男は若者に向き直り叫ぶ。

「お前だけでも行け!!!」


俄に空間にヒビが入り始めた。


「でも…っ」


徐々にヒビの入った壁が剥がれ始める。剥がれた痕には真黒な空間が見える。


「必ず未来を変えるんだ…… ディス!!」


やがて黒い空間に包まれ


ディスは意識を失った………



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ