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WARAU―トラウマ、所により集中拡散  作者: 田中葵
続編 第4章 WARAU―虚構(プロンプト)、所により連鎖崩壊
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第3節:冷徹な結末

  5.最強のトラウマ


 パレルの周りから、あれほどいた「郎党」たちは一瞬で消えた。

 彼女のSNSのコメント欄には、


“ガッカリ”

“そんな人だったんですねパレルさん”

“じゃあな”

“私は貴女を許せないです……”


 彼女に残されたのは、解約不可能な膨大な損害賠償の請求書と、父親からの冷酷な視線、そして、ネット上に永遠に刻まれた「企業のイメージを崩壊させた令嬢」という汚名だった。



 蓮は、以前パレルに公開処刑されたあの場所――学校の中庭で、独り震えている彼女の姿を遠くから眺めていた。


 彼はため息こそついたが、田辺翔太のように嘲笑することはしなかった。ただ、一言だけ、彼女に聞こえない距離で呟いた。


「これが、君がバカにしていた『地味な僕たち』が書いた、君の人生の最終プロンプトだよ」



 パレルのスマホに流れる通知は、もう賞賛の言葉ではない。彼女を「広告塔」として利用し、今や「負債」として扱う大人たちの冷たい事務連絡だけだった。

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