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新たな事実

3話目です。


「あー、うまかった。」

「でしょ?」

「最初は若干苦かった気がするけど、少しづつ甘くなって癖になる感じ」

「そーなんだよ。この天体の中でも1、2を争えるレベルでおいしいと思うよ」

「納得だ。で、なんなんだ?俺の心の中って」

「あー、それね。えっと⋯」

「?」

「実は、教えちゃダメなんだよね⋯」

「え、でもさっきは⋯」

「ああ、、、あれは久しぶりに生物にあえて少し興奮しちゃって⋯」

「あー、うん。そういうことね。」

「まあ、あそこまで言っちゃったからもう言うけど、ここは”恐怖”の感情のない場所。」

「”恐怖”⋯?」

「宇宙で”恐怖”の感情があふれると精神だけここにやってくる。”恐怖”の感情を克服するためにね。」

「あー、よくわからん。」

「まあ、わかる必要もないし、わかろうとする必要もないからわからなくてもいいんだよ。」

「うーん、よくわからん。結局どうすればいいんだ?」

「ここに来ちゃったらもう何もできないよ。ゆっくりするしか。」

「ふーん。」

「ま、自分の生まれた星でも探すのが暇つぶしにいいんじゃない?」

「へー。」

「ちょっとこっち来て。」

「?」




「これが、天の川。ここが一番よく見えるの。」

「へー。」

 ⋯

「グルグルしてるな⋯」

「うん、グルグルしてる。」

「あれが銀河系か。ずいぶん遠くまで来てしまったな。」

「⋯ハチの生まれた星ってどこだっけ」

「ん?ああ、あそこだよ。ほら、もう小さすぎてほとんど見えないけど⋯」

「そうだったね⋯、そうか、あんなに遠く⋯私達の星もあの銀河系の中にある。ほら、あそこだ。」



「⋯なぁ、お前はなんなんだ?」

「なんなんだとは抽象的だね⋯できるだけ君の質問に答えるならば、私は個であり全で、なおかつ始まりにして終わりである。」

「⋯は?」

「まあ、理解出来なくていいよ。常人はまず対面する事のないことだからね。」

「はぁ、、、」

「ま、何も気にせず過ごしていれば、いつかは元の世界に戻れるさ。」

「⋯そうなのか?」

「ああ。」


「お前に生まれた星とかってあるのか?」

「生まれた星?もちろんあるとも。それも、あの天の川の中にね。」

「へぇー。」


「⋯なぁ、お前はなんでここに来たんだ?」

「ここに来た理由か。⋯私は私達の星を遠くから一度見てみたかったんだ。でも、そろそろ帰ろうかなと 思う。」

「⋯」

 帰る⋯?

 こんなに遠いのに?

 帰る場所すらまともに見えていないのに?


「ちなみに、正確にはここに来た理由ではないけどね。正確には、こちらも囚われた。ってのが正しいけど。」

「は?」

「遠くから見てみたいってのは本当だよ。飛んでる最中に”恐怖”に襲われちゃって、そのせいで”恐怖”があふれてここに来てしまったんだよ。」

「いや、さっき帰るって⋯」

「ああ、そこね。ここで長く生きてれば、”恐怖”を克服する方法も分かってくるんだよ。」

「長くってどれぐらいお前は生きてるんだ?」

「?まあ、ざっと10年ぐらい?」

「ざっと10年⋯」

「ああ、それは私の場合ってだけで、ここの存在意義とかの前提知識がある君ならもうちょっと早くわかると思うよ。」

「⋯」

「ま、頑張ることだ。あ、一つアドバイスをすると、新しく人がやってきても、この場所のことは話しちゃいけない。」

「なぜだ?」

「⋯それも、長く過ごせばわかることだよ。」

「ふぅん」

「じゃ、ここいらでお暇するよ。さすがにこれ以上いるとやばいからね。」

「ん。ありがとう。」

「最後に一つ。何があっても私の後を追ってこないで。わかった?」

「わかった。」

「じゃ、君に会えてよかったよ。バイバイ」

「⋯またいつか、会えればいいですね。」

「⋯もし、そうなったらうれしいな。」




 ⋯

「結局なんなんだ、この星は。」

新しい小説作ってるんですけど、どうにも上手くいかないようで。

ちゃんと考えてるのになんか変なんですよね。

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