異星人との出会い
2話目です。
「司令官!制御システムが故障、エネルギーが全開放になり、遠隔制御が完全に不可能になりました!」
「この船はこのままだとどこに行く?」
「⋯ハローより少し向こうの"totw"という天体に衝突すると思われます。」
「そんな天体あったか?」
「最近見つかった天体で、直径約1158km、植物、水の存在が確認されている数少ない天体です。」
「⋯そうか、覚えておく。そして、ロケットのことだが⋯」
「はい、どうします?」
「一旦待機、マスコミには少し問題が発生したと伝えてくれ。」
「わかりました。」
ロケットの内部では
ジリリリリリリリリリリリ!!!!!!!
ファンファンファンファンファン
ビービービービー
「うへぇ、なんかすっごいことになってらぁ」
「なぁ、こんな量のエラー、処理しきれるか?」
「おい、このエラーメッセージ見ろよ」
エラーコード:crash
エラー内容:[不明]天体との衝突の恐れあり。
天体名:unknown
時間:10秒後
回避方法:10度旋回
予想被害:機体頭部全壊
「やばくない?」
「緊急脱出ってあったっけ」
「そんなことするなら死んだほうがm」
ドンッ!!!!!!!!!
あー、死ぬのか⋯
死ぬって何だろう⋯
まあ関係ないか⋯
ハチは痛みと衝撃で気を失った。
「⋯い、痛ってぇ!!!!!!!!!!!」
「全身が痛い!!!!!!」
「死ぬ!!!まじで死ぬ!!!」
⋯
「あー、痛てぇ」
「おーい、誰か居るか?」
⋯
「起き上がれないんだよ、起こしてくれ」
⋯
「おーい、誰もいないのかー?」
⋯
「まじで誰もいないのか⋯」
「まだ痛いけど食料は欲しい⋯」
「宇宙船どこ行った?」
「うっ、痛ってぇ」
首を上げて周りを見回すが、周りには植物と地面しかない。
「⋯この木の実食えそうだな」
ぱくっ
「甘っ」
「心なしか痛みが治まっていく気が⋯」
「でも、これでしばらくは探索できるな⋯」
「宇宙船は見つけた、ほかの乗員の死亡は確認した。」
「つまりこの星にはほかには誰もいないはずなのに、、、なんでここに焚火の跡があるんだ?」
「もしかして生命⋯知的生命体が俺のほかにいるとか⋯」
「まさかな。ここは銀河系の外だぞ?一応。なんなら空気すらないし、生命体がいたとしても死んでるだろ。」
「⋯じゃあなんで植物が生えてるんだ?」
⋯
「わかんねぇー」
「まあこの俺がどんなに頭を働かせようと、義務教育すらまともに受けてないのにわかるはずないんだが。」
・・・
「空が、綺麗だな」
「うん、綺麗だね。」
⋯
グーギュルルルル⋯
「腹さえ減らなければずっとこのままでいいのになぁ」
「食べられるものならあるよ」
「それ、どこにあるんだ⋯って、誰だお前?」
「君の探してた知的生命体だよ。」
「⋯いや、確かに探してはいたけどほんとにいるとは思わないだろ」
「で、何か質問は?」
「質問?⋯じゃあ、その食えるものの場所とか?」
「それならあそこの赤い木の実とか⋯じゃなくて、ほかに質問ないの?」
「え?質問?」
「うん。」
「例えば?」
「例えばって、、、例えば何でここにいるのか、とかさ、なんで言葉が通じてるのかとか」
「じゃあ、何で言葉が通じてるんだ?」
「偶々共通言語が同じだったって言ったら?」
「そんな偶然があるんだなー。って思う」
「⋯少なくても私だったらそんな言葉信じないけどね。」
「なんでだ?」
「そんな偶然があるなんてありえないから。」
「でも、今になっては確認する方法がないから信じるしかないんだよ。」
「⋯まあそうか。そういう視点もあるのか。」
「気づかなかったのか?」
「まあ、そっちの状況を考えたらそうなるのかとは思うけどね。」
「あ、そうだ」
「ん?」
「質問だけど、」
「うん。」
「ここはどこなんだ?」
「あー、⋯ここはねぇ、君の心の中というか⋯」
グーギュルルルルル
⋯
「ま、まあ話はご飯食べた後でってことで⋯」
「ああ、で、その赤い実ってのは?」
⋯⋯⋯
ここまで読んでくれてありがとうございます。
実はある漫画の1シーンから着想を得て書いてるんですが、気づきました?




