第71話 『最後の真実』
深層の光が、最後にして最大の真実を映し出そうとしていた。
「理論的に警告させていただきますと」リーフが震える声で。「この真実は、既知の全ての概念を覆す可能性があり、その受容には無限の覚悟が...」
「うるさいわね」ルナが遮るが、その声には深い感動が混じる。「でも、これが私たちの物語の本当の意味」
光の中から、世界の最も深い真実が姿を現す。
全ての存在は、「想い」から生まれた。
そして、その「想い」とは——。
『見よ』
深層の声が響く。
『汝らもまた、"届けたい"という想いの具現』
「まさか」フィリアが息を呑む。「私たちは...」
古のスライムたちも、最後の理解を示す。
『そう』
『私たちスライムは』
『根源の想いを運ぶ者』
スライムたちの体が、かつてない輝きを放つ。
「そうだったんだ」ポップが感動的に。「僕たちは生まれた時から...」
「この熱い想いは」フレアが力強く。「全ての始まりだったんだ!」
シャドウと原初の闇も、その真実に共鳴する。
「光も闇も」闇が静かに。「全ては届けるべき想い」
「そして今」シャドウが続ける。「最後の選択の時」
深層の光が、三つの道を示す。
全ての想いを一つに統合する道。
それぞれの想いを永遠に保存する道。
そして——。
「待って」翔太が前に出る。「私たちには、もう答えがある」
フィリアの杖が、確かな光を放つ。
「そう」彼女の目が輝く。「私たちは配達員だから」
スライムたちが、円陣を組む。
「僕たちは知ってるんだ」ポップが真剣な表情で。「想いの届け方を」
「一つ一つの気持ちを」フレアが熱く。
「理論を超えて」リーフが力強く。
「美しく運ぶ」ルナが優雅に。
「皆と共に」ミストが静かに。
その時、予想外の変化が起きる。
彼らの純粋魔力が、深層の光と共鳴を始めたのだ。
「これは」シャドウが驚きの声を上げる。
全ての物語が、一つに重なり始める。
そして、最後の真実が——。
(続く)




