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好きでもない男性と私が付き合っても、アナタはいいんですか?

作者: 七瀬







とうとう、こんな日がやって来る!

私の好きな男性ひとの目の前で、私は他の男性ひと

告白される!

まさか!? 嘘でしょって私は想ったけど? これは現実みたい!




『“ノカちゃん、前から好きでした! ボクと付き合ってください!”』

『・・・・・・』




私は気になる彼をキョロキョロ横目で見ていた。

私は、彼の反応が気になって仕方がないからだ!

彼は冷静に私と彼を見ている。

私も? 告白してきた彼に何か言わなければと考えれば考えるほど

言葉が出てこない!





『“こんな大勢の中で、こんな風に言われても何を言っていいのか、

分からないよね! また出直すよ!”』

『・・・・・・』





彼は一旦! その場から身を引く。

私は、“好きな彼がどう想ったのか? 気になって彼を見れないでいた!”

それに大勢の前で告白された私に皆はいろいろ聞いてくるしね。




『どうするのよ、ノカちゃん?』

『やっぱり付き合っちゃうの?』

『ノカちゃんだって! “他に好きな男性ひとが居たりするでしょ!”』

『断るって言うのも手よね!』

『その前に、大城クンの事! どう想ってるの?』

『“好きとかそういうんじゃないんでしょ?”』

『皆、ノカちゃんが困ってるでしょ! そんなに言葉攻めしないであげて!』

『・・・そ、そうだけど、』

『気になるのも分かるけど、今は見守ってあげましょ!』

『・・・そ、そうね! そうしましょう!』

【さあさあー皆! 仕事に戻ってー!】

【はーい!】






私の部署の上司が、上手く話をまとめてくれたおかげで私は根掘り葉掘り

と聞かれなくて済んだ!

優しい私の上司じょせいは、頼りになる!





『ノカちゃんだって! あんな人前で“告白”されたら、何を言って

いいか分からないわよねぇ~』

『・・・あぁ、はい! 凄く助かりました!』

『いいのよ、いいのよ! こういう事は、たまにあるから!』

『えぇ!?』

『“彼? 惚れっぽい体質みたいでね、前にも同じ事があったのよ!”』

『えぇ!? そうなんですか?』

『“ココだけの話! 彼とは付き合わない方がいいかもね!”』

『・・・あぁ、はい!』





元から、私に告白して男性ひととは付き合う気はなかったが、、、。

私の好きな男性ひとは、私の事をどう想ったのか?

“取られたくないとか想ってくれてたら、サイコーなんだけどな。”

まあ、そんな風にはならないかよね。







 *








・・・私がみんなの前で、“告白された3日後。”

私は私が好きな男性ひとに呼び出される!




『“お前さ、大城と付き合うのかよ?”』

『えぇ!?』

『い、いや? どうなのかなって、気になってたから!』

『“アナタはいいんですか?” 大城さんと付き合っても!』

『“ダメかな、”』

『えぇ!?』

『“付き合ってほしくない!”』

『“本当に言ってる?”』

『・・・ううん、』

『“もう大城さんには断ったよ。”』

『ほんとかよ!』

『なに、ホッとしてんのよ!』

『“だって! 好きな女が他の奴と付き合ってほしくはないだろう!”』

『“本気で言ってくれてるんだよね?”』

『あぁ!』

『“嬉しい!”』








・・・今は、“私の好きな男性ひとと付き合っています!”

あれがキッカケで、彼の本当の気持ちが知れた気がします。

あの告白がなければ? “ひょっとしたら? 今の彼と付き合っていなかった

かもしれないと思うと、大城さんには感謝しかありません! ありがとう。”




“女はやっぱり! 好きな男性ひとと付き合いたい生き物よね!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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