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ep①宿すモノと宿るモノ

「ソレ」はある日突然上空に現れた。白い綺麗な球体。

最初はそう思わせるほどの小さな1mほどの綺麗な球だった。


それが1週間ほど経つと1km程の大きさになりいつの間にか警察や自衛隊によって観察される様になっていた。

白い「ソレ」は胚であるかの様に1kmの大きさを保ったまま分裂、増殖を中で繰り返し続けており、数えられるだけで50は超えていた。


白い「ソレ」が破裂したのはクリスマスの前日だった。

雪のように舞っていき風邪に乗り真下だけでなく遠くまで届いて行った。


綺麗な「ソレ」はまるでクリスマスを祝うプレゼントの様に見えた。が、「ソレ」は人類にとっては雪のように幸せなものではなく不幸なものだった...。


「ソレ」は意志を持っており、人にしか反応せず、人が近づくと自分から強制的に人の体内に入り込み自分に適応するかどうか試すのであった。「宿すモノ」として最適であれば心臓を燃やされ、白い「ソレ」が新しい心臓になる....


もし「宿すモノ」として最適でなければ、ただ心臓を燃やされ白い「ソレ」はまた新しい人を探すのであった。


中途半端に最適な人?「ソレ」は認めずに心臓を燃やし、苦しませながら身体中を灰になるまで燃やし尽くすだけだった...

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