冒険者ギルド
冒険者ギルドの中に入ると中は広く、酒場や解体施設などがならんでおり、前世の市場のような広さがあった。
人の流れにそって歩くとすぐに受付施設らしきものが見えてきた。そこも複数受付がズラッと並んでいた。受付に並んでいる列の最後尾にならぶ。まわりは老若男女さまざまな種族が並んでいる。
スリードの番はそれなりにはやくきた。
「はい、次の方どうぞー」
と男性受付に言われ受付前に立つ。
「冒険者登録をおねがいします。」
「はいはい、しばらくお待ちを、・・・・・・お名前とご年齢は?」
「スリード。10歳です。」
「スリードさん、・・10歳・・と。Fランクからのスタートになります。登録料は3銅貨になります。」
俺はなけなしの銅貨を受付に出した。
「はい・・・・こちらがFランクの冒険者証になります。」
「ありがとうございます。」
わりかし、あっさり発行された。ちょっと びっくりである。
そのまま、受付を離れて冒険者ギルドの中をみまわしてみる。
持ち込んだ物資を解体所に持ち込むもの、ギルド内道具屋で道具を買うもの、受付でクエストを受けるもの、種族や年齢もバラバラなものが動き回っている。
おそらく、子供は都市内の簡単な仕事、老人もそれにみあった仕事を、もちろんガチガチの戦士や魔術師も仕事や酒場でおもいおもいに行動している。
そんな 景色をながめた後に俺はギルドを後にした。
まずは今日からの仕事をこなさねばならない。適当なモンスター肉を解体所にもっていってみよう。