18話
私の家族は全員、世間から見ると顔が整ってる、所謂、美人美女、美少女と言われる部類らしかった。流石にお父さんは美女じゃないけど、イケメンとは言われていた。
たしかにお母さん、真夜、真朝お姉ちゃんは美人、美女だと思うし、お父さんはイケメンだと思うけど、自分はそうとは思えなかった。
まあとにかく、私も美少女と言われていて、中学生になってからはよく色々なところに呼び出されて告白されたことがある。かなりのイケメンらしい人にも告白されたことがあるけど、たいして魅力を感じなくて全て断っていた。
中には逆上して襲おうとしてきた人もいるけど、本格的な武道を習っていた真夜がすぐにその人を吹き飛ばして助けてくれてた。
たしかに私は男の人に魅力を感じたことはない。周りがアイドルグループの男の人が写ってる雑誌とかを学校で見てキャーキャー言ってる時も、あまりよく理解できなかった。
でもだからといって、女の人に魅力を感じたこともなかった。女の子にも告白されたことがあるけど、同じような理由で断ってたし。
興味がある人って、特別扱いしてる人ってことだよね?私が特別扱いしてる人って、家族ぐらいしかいないし。そういえば家族の中でも特に真夜には特別扱いしてる気が……
「?!」
「どうしたの、お姉ちゃん?」
「な、なんでもない!!」
真夜の顔を見た瞬間、ボンッ!!と顔が熱くなって、まともに真夜の顔が見れなくなってしまう。
あれ?なんで??私が真夜を特別扱いしてるのは……双子だから?いや、なんとなくそれだけじゃない気がする。
……そういう対象として見てるから?ま、まさか〜……なんとなくそれが腑に落ちる気がするんだけど?!
「?まあいいや、それよりもお前、何か言ったら?」
真夜は変な様子の私を不思議に思った後、再び男に問い詰め始めた。
「えっと、俺はインキュバスって言う種族です!お二人に魔眼を使おうとした理由は、神様を服従させられれば楽に生活できると思ったからです!調子乗ってましたごめんなさい!」
「は?そんな理由で?」
「すみませんっ!!」
男は、地面に頭が埋まる勢いで土下座をした。っていうかこの世界にも土下座あるんだ…
「まあ私を襲ったことは、何もなかったし別にいいよ」
「じ、じゃあ!」
真夜の言葉に男はパッと顔を輝かせて上にあげた。けど…
「でもお姉ちゃんを襲ったよね?」
「え?」
「お姉ちゃんを襲ったよね?絶対に許さない。バイバイ」
男は困惑してる間に、真夜に風の刃で首から上を飛ばされ、体は炎で溶かされた。男の頭は宙にあるうちに、土で固めて森の方に飛ばされていた。
「よし!これでオッケー!!あとは海からいろいろとって帰ろうね!」
「う、うん」
真夜と話すときにドキドキするのと、真夜のエグさが混じり合って、そんな狼狽えた返事になってしまった。
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