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桜色の風が吹くとき  作者: 原はるの
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2016 春



宮城県からこの春、上京してきた。東京は高校の修学旅行以来だ。

慣れないスーツとネクタイに違和感を感じながら、会場までの道のりをGoogleで調べながら、電車の中の人の多さに少しうんざりする。


会場につけば、入学前の説明会で仲良くなった翔太がもうすでに来ていて、色んな人たちに声をかけていた。

指定された席を少し遠くから確認する。真ん中より少し右端のほう。


「湊。よ。」


「入学式終わったら飯いこうよ。」


翔太とは説明会の後から割と頻繁に買い物とかご飯とか行っている。もちろん行くよと答えて席につく。


入学式が終わり、翔太と電車に乗って新宿に向かう途中、同じ車両に知り合いがいると言い出しその子たちに向かって歩き出し、ご飯に誘っている。


翔太が気になっていると言っていた子か。栞音は少し困った顔をしていたが、一緒に新宿に行くことになった。


駅からお店まで向かう間、翔太は紫乃と、湊は栞音と並んで歩くかたちになる。翔太たちは何かの話題で盛り上がっている。


「なんて呼んだらいい?」


急に話しかけたからか、栞音は驚いてこちらを見ている。

お互いあだ名は特に決めなかった。


カフェレストランの席についてからは、これからの話でもりあがり帰るのが夜になっていた。


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