魔獣師……散歩する
『ふぅ〜おいちかったでしゅ』
オヤツに大満足のクラウス
『少し休んだら、お散歩しましょうか?ウチの魔獣達を紹介したいし』
メリンダの提案に
『おしゃんぱー!!』
『ガゥ!!』
『ガゥ!!』
一人と二匹が再度、ハシャギ出す
『あらあら、休まなくて大丈夫?』
クラウスの体力を気にするメリンダに
『しぇーにーたんとるーにたんが、のしぇてくれましゅ!!』
セイに跨り準備万端とばかりに胸を張るクラウスと自慢げなドヤ顔でルゥを見るセイと
『グルゥ……。』
クラウスを乗せる役目をセイに取られ凹むルゥ
『とーたん!! おしゃんぽ!! 』
早く、早くと言わんばかり顔のおねだりは
『よし!! 行くか!!』
クラウスには効果絶大であった
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シリウスとセイに乗ったクラウス、少し凹み気味のルゥ、ファビウスとメリンダ夫婦、そしてセバスチャンの五人と二匹で散歩に出た
柵に囲まれて広い牧草地に着く、柵には結界魔術式が組み込まれ外敵を阻む結界が張られいる
『ここは、馬の魔獣のスペースよ!! 』
そこには、一角の角を持つものや翼を持つ馬の魔獣、足が8本もある馬の魔獣がいた
馬の魔獣達の色は色とりどりで属性由来の色をしている
『おうましゃーん!! 』
興奮するクラウスをシリウスが抱き上げると
『ピィー……』
シリウスが指笛を吹くと
一角の角を持つ黒い馬の魔獣と翼を持つ白い馬の魔獣が二頭近づいてきた。
『黒いのがライリーで白いのがゾーイだ!!コイツらは番でライリーはここのリーダーだ!!
ライリー、ゾーイ、コイツは俺のむすこになったクラウスだ!!』
シリウスがライリーを撫でながらクラウスを紹介してやる
『フンフン……プッルルル……』
クラウスの匂いを嗅ぐと頬擦りするライリー
『らーり』
ライリーのクビにしがみ付くクラウス
『プッルルル……』
ゾーイも近づきクラウス頬擦りする
『じょーい』
『今日のお散歩は空から我が家の魔獣見学にしましょう!!』
メリンダの提案で空の散歩になりシリウスがルゥに、ファビウスとクラウスがセイに(ルゥは頑張ったがセイに負けた)、メリンダがライリーに、そしてセバスチャンがゾーイに跨り空へと駆け出した。




