『秋ころり♪』
「こんにちは♪」
アッ、こんにちわぁ~♪
「お花 きれいですね。」
ありがとうございます。
(*´∀`*) お近くですか?
「原よ、」
そうなんですか~
まだ、越して来たばかりで
地理感がなくて、、、
「すこーし、先に行ったとこ、」
「むかし、原っぱだったとこだから
この辺の人は”原”呼んでるわ、」
あゝ、そうなんですか~(笑)
おもしろいですね~
お花好きなんですか?
「ん、好きだけど、
わが家の庭とはずいぶん違うな~」
そうなんだ~
「うちは、落ち葉だらけだもん、」
あゝ、大きな木があるんですね~
いいな~
わたしも、そんな庭が好きです。
と、いうより あこがれ かな~w
「そうなんだ、なら!
今度、遊びに来ない?」
ふふふ♪
本気にしちゃいますよ?
「マジ、嘘はきらいだもん」
では、是非!お邪魔しますね♪
「ん、待ってる!」
(*´∀`*) はあい♪
涼しげな木陰に
見えかくれしていた
ちいさな実が、
こんなになりました。
もう少しで、
あなたの好きだった
栗の季節ですね。
天国にも
栗の木がありますか?
相変わらず、
おいしいもの作っていますか?
あなたのことだから
また、
困った人の面倒をみて
みんなに頼りにされて
忙しい時間を過ごしてるのでしょう
越して来たばかりの
わたしを地域に
溶け込ましてくれたように
天国に先に行くことになっても
自分のことより
泣き虫なわたしの心配をしていた
あなた、
先に行くことを
何度も、何度も、
「ごめんね、ごめんね、」と
謝ってくれた あなた………
だいじょうぶ!
わたしも、
がんばって笑っていますよ。
あなたとの約束は
ちゃんと守ります。
だから、あなたも
安心して笑ってくださいね。
”昼下がり栗の実 笑う 秋ころり”
詩織2017・8・26
彼女の森のような庭には、
落ち葉のほかに
朽ちた木や
生ゴミを腐らせる堆肥の山もあった。
生ゴミの山にはカブトムシが、
朽ちた木にはクワガタが産卵し、そこで育つ。
小さな池には蚊が産卵して、
蚊を狙って、カエルがいて
水中にはボウフラを餌に淡水魚がいる。
その魚を鳥が狙い、
カエルをヘビが狙う、
そのヘビもタカに狙われている。
生ゴミが肥料となり、
新鮮な野菜や果物になり
これが、彼女の手により
おいしいものに変わる。