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第4話 下士官試験


第4話 下士官試験


 兵卒試験会場を後にした俺は隣の闘技場である下士官試験会場へ向かっている。

かなりのかずがいるなぁ~と思いながらあるいていた。そりゃそうか去年一等兵になった奴や伍長になった奴も試験は受けるわけだ。平時に軍隊内で昇格とかもあるらしいけど

戦争にあまりいけなかったり、運が悪い奴ってかならずいるものな。とにかく今はまだ、だだの一兵卒ガーネット家の私兵軍団なわけだ。ここで下士官となり大活躍してメキア王国にみとめられてやっと尉官になれるということだ。



挿絵(By みてみん)


つい先日、東の小国群A国B国C国がメキアに宣戦布告なしで仕掛けてきたのだ。

この国は将官のバカンスなどを交代制で取る。交代制といっても派閥同士で休暇をするってことだ。普通に交代制などにしていたらバカンス先で大変きまずいだろう……見てみたいが。んで春のバカンスを大将トーレ=ラルフ=ヴェストルンド

大佐グスタボ=ボルクス=アルマラス、中佐ヒルデベル……死んだ人たちの名前いるか?いらんだろう。


 とにかく大将、大佐、中佐、少佐、中尉と9尉官以上の将がいっきに5人も襲撃されて南の海のバカンス場は見るに耐えないことになったらしい。だから今のメキアは人手がいくらでも足りない。若かろうが女だろうが実力があればそれでいい。

そんな訳でイリスが少佐なんだろう。5席を世襲しないのか?ってメキアは世襲じゃない世襲だったら聞きなれた侯爵、伯爵、男爵と爵位制度にしているだろう。

逆に官軍制で世襲じゃないことをわざと示しているのかもしれない。因みに元帥だけは世襲だ、っていうか元帥が王様なのだ。


 バカンス中なのを知ってるのは……内通者なのか?

中将デニスの策略なのか? ABC国の作戦だったのか?色々憶測とびかうそれなりに大事件だったらしい。イリスの話によればすぐにでも報復に出ないと『メキア』は人材不足だ、今ならメキアを潰せるのでは?と大国『サルタ』や小国連合軍に思われてしまうからだ。早ければ早いほどいいという事らしい。

因みに情けないのはガーネット父・・・・・・17の娘の部下とか。


 というわけで下士官試験会場なのだが、かなり人数がいるぞ1対1なんてやってたらあしたになっちまうぞ。と思いながら伍長から下士官の列に並んだ・・・・・・とたんに列が動き出した。会場内に移動しているみたいだ。円形状直径20mくらいはありそうな円形闘技場に俺たちは乗っている。周りもざわめき出してきた途端に

『円形状から落ちたら失格です。戦闘不能も失格です。こっちが【終了】と言うまで戦って下さい。でははじめ!』

「マジか!」俺無双しちゃってもいいけど多分これは士官試験だからな思惑にのってやるさ


 「アドルフ!トム!カズチ!ムッツ!来い!!今場所ノのろしを上げる!!」

俺は前に居た3人程の男たちを思いっきり蹴り上げた5~6メーターはあがったかな?これでスラム組みは集まってくるはず。すぐに集合し伍を作る伍長は勿論俺だ。5対1になす術もなく回りもそばにいる同士で伍を作り出したが所詮寄せ集め

うちらは4才位からのメンバーだぞ。ドッカンドッカンその場しのぎを倒していくと段々精鋭になってきた。


「へ~なるほどね。自分は下士官になる気がないけど仲間を下士官にさせるために4人はきてるのか。慕われてるねあんた」

オールフォーワンの精鋭とぶつかりかけたときアナウンスがながれた


『やめ!終了だ!!』


周りをみると自分たち含めて伍が5個・・・・・・


残っていた。

『君たちの指揮は見せてもらったそして指揮に従うのも伍長の役目、隊長じゃなかった者たちも全員同じラインだから安心したまえ。さてここからは個の力量を見せてもらう。戦場でいきなり伍長が死んだらハハハ・・・・・・笑いごとだよね。話してるうちに舞台はきれいになったね。それではクジを引いてもらって同じマークの人と戦ってもらいます。では引いてください』


『同じマークのひととたたかってもらいます。1人余っちゃってるんで3分後にどっかに入いちゃってください』


 俺は黒三角だな

「よう、あいてはお前か俺の名前はオルバだ、お手柔らかに頼むぜ」

さっき精鋭の人だった。

「ショウです。こちらこそおねがいします」


『では・・・・・・はじめ!』


オルバさんは片手ロングソードに盾だ。1対1じゃ一番やりにくいな。

対する俺はいつも修行で使ってる木剣


「おいおい・・・・・・いくら真剣勝負じゃないにしても死ぬことだってあるんだぞ借りられるから鉄の剣でも取ってこい」

「いや、お気遣いなく俺はこれで熊も倒せましたから」

ちょっとカチンとした様子でオルバが

「ほう~?あの熊をね……もう冗談でしたじゃすまねぇぜ」

オルガが突進してきた盾を前に出して木剣に当てて弾くつもりなんだろう、ならば簡単盾側に避ければロングソードじゃ……

しかしオルバは直前で止まって普通にかまえた。

(チ、これはめんどいな、脳筋じゃなかったか)

オルバがロングソードを振る1合2号3号打ち合いになった。

こいつは指揮も強さも下士官LVだ。少しいいところを見させてから倒すか。


 今度は俺から斬りかかる上段打ち下ろし・・・カキン盾で防がれる

次は薙ぎ払う・・・・・・剣で弾かれる。しばらく攻防を続けて審査員の注目を集めた所でそろそろ本気で倒しにかかろうとした時右腕に違和感・・・・・・吹き矢だ

どこだ?円形状の闘技場の吹き矢が飛んできた方向を探す。

いた!精鋭チームのやつだ

「おい!キョロキョロとよそ見は危ないぜ」

オルバの打ち下ろし右手1本じゃ今は支えられない、となると来るのはシールドバッシュ

「おら~!」

ですよね~と思いながら吹き矢をよけながら両手で剣をはじき返しその瞬間に俺はスキル

縮地を使い吹き矢の奴の顔面をおもっきりけっとばしてやった、後ろから

「ゴルバ?」というこえが聞こえたがもうこれで邪魔はされない。

もう一度縮地で戻り一閃で終わらせようとした瞬間に


『ショウ選手失格です。すみやかに舞台からおりてください。』



「え?」

「え?」

思わずオルバと顔を見合わせた。


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