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銃剣魔弾の精霊王  作者: 白羽彼方
三章「精霊王」
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始まりの洞窟


 荒れた世界の果てとまではいかないがとても人がはいる場所ではない洞窟。

 決して踏み入れてはいけないと言われていた伝説の聖地。

 元精霊マクスウェルが住まっていたとされる禁断の未開の地。

「姫様━━━━ここが『始まりの洞窟』です。」

「暗いわね・・・・・・それとなんかものすごく寒気を感じる。」

 寒気を感じるのも無理はない。まるで闇に体が吸い込まれるような気持ちになる。

 ブラックホールのようなものだと錯覚してしまいたくなる。

 姫様と共に私は奥へ奥へと進んでいく。

 もちろん私が先頭。昔ながらの洞窟とは言えダンジョンには罠は磐石の鉄板。

 落とし穴や襲いかかる岩など当たり前にあるはず。

「暗いわね・・・・・・今どの辺にいるのかしら。充電はもつの?」

「現在中央辺りで電池は持たなくても私の光魔法があります。心配はありませんよ。」

「それとなにか嫌な気配がするのだけど。」

姫様の言葉に一瞬首をかしげてしまいそうになりましたが瞬間なにか音がした。

仕掛けが発動した音に違いありません。

安全を確認しながら前に進んでいくと後ろから何かが迫ってくる気配があった。

判断を誤れば危険。しかし前方は未知数。後方は何かが迫ってくる気配。

もう一刻の憂慮もない。私は姫様の腕をすぐさま掴み全力で前方へと走り抜ける。

後方に道を完全に塞ぐものへの対処が不可能だとすれば可能性にかける他ない。

「なにかあったの? もしかして私の嫌な予感は的中?」

「そのまさかです。まさかこんなところでかの有名なインディーを体験するとは思いませんでしたよ。」

「あれって結構残忍の仕掛けと運を総動員しなければ死んでしまうわよね。」

「今はネガティブな妄想より生き残るという意思が必要です・・・きたぁぁぁ!」

 振り返れば恐怖の結晶大岩が転がってきていた。

 間違いなく足を止めれば潰される。バッドエンド。

 姫様も流石にこれは驚いたらしく悲鳴を上げる。

 しかし騎士の私はともかく姫様の足ではもう限界なのではないだろうか?

 このままでは主は死に側近の騎士だけが生き残ってしまう。

「失礼。姫様━━━━ご容赦を。」

「何を・・・・・・きゃぁ!」

 少し立ち止まり姫様が前方に出た時点で姫様の後ろにダッシュ。

 私は姫様をお姫様ダッコする形で担ぎ上げた。

「どうしてこんなことを!」

「姫様は洞窟の地図をお願いします。それで道案内してください。」

「・・・・・・迷っている暇はないのね。」

「はい。今は私が全力で走ります。だからこの先の道のご指示を!」

「わかったわ。この先に分かれ道がある。そこで左折その先が例の場所。」

「御意、仰せのままに。」

 走っていると姫様の言うとおりに左右に分かれる道。

 前方は落とし穴が見えた。

 笑いをとる場面ではないため左に素直に曲がる。

 大岩は落とし穴に吸い込まれて落ちていった。

 落ちた音がしないところを考えると相当深いのだろう。

「なんとかなったようね。」

「はい。なんとかなり━━━━。」

 突如閃光が奥の間から放たれる。私たちはあまりの眩しさに目を閉じた。

 しばらく目がぼやけていたが徐々に良くなっていく。

 どうして光ったのかは知らないが目的地はすぐそこだ。

 奥へと姫様の手を引きながら進むとその場所には見慣れたものではあるが全く別のものが設置されていた。

「これって精霊門? でもなんだか異質な力を感じる。」

「・・・・・・・姫様。足跡があります。」

 足跡を発見した私は早速いつここを通ったのか調べてみた。

 足跡の種類としては水で出来た足跡。洞窟とは言え一週間もあれば乾く。

 この足跡は最近作られたものだ。

「姫様、この足跡は最近作られたものです。となるとなにかヒントになるものがこの先あるかもしれません。」

 足跡は精霊門(仮)の後ろの壁の方まで続いていた。



次回『大精霊マクスウェル』

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