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銃剣魔弾の精霊王  作者: 白羽彼方
二章 異世界
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ユエの秘密


「お前実はぶっ飛んでいたやつだったんだな。」

 昼休み。なぜだか私の周りが騒がしくなっていた。

 鬱陶しいです。休憩時間ぐらいゆっくりさせてもらいたいものです。

「お前さえいれば『ジャッジ』でBクラスに負けることはない。」

「かいかぶりですね。私はもろい体を持つ人間ですよ。」

 私は人間から生まれたはずです。父親の方は写真でしか見たことないですけど。

 もの心着く頃には私の両親はいなく一人で両親の部屋に住んでいました。

 また3歳まで叔母に預けられていましたがその人も寿命でお亡くなりになってしまったので両親どころか親族のことさえも曖昧です。

「でも人間とは違う気がするのよ。その反射神経、頭脳、運動神経どれも人間のセンスを超越している。普通に考えてあなたは人間ではない。」

 あれでも力を抑えているのですが・・・・・・。頭の方は授業で図られたとしても運動能力は一体どこで図られたのでしょうか?

「あの霧崎君の最初の一撃を華麗に避けたでしょ。反射神経だけではああすることが出来る可能性は不可能に近い。それに対応できる体を持っていないとね。」

「霧崎君はこのクラスでもっともBクラスに近い能力者。性格と外見ともに不良だけど。」

 うるせぇとその霧咲君に彼女は言いましたが彼女は強気に本当のことでしょうがと口をはさんだ。すぐそばにいた人に尋ねるとこの人たちはいわゆる幼馴染の間柄だそうです。

 幼馴染やお家柄、生まれる場所は選ぶことができませんものね。

「『ジャッジ』はクラス対抗。一人でも強い人が入らないと苦しい。」

「先生も賛成や。あとは他のチーム編成やけど。」

「俺はやらねぇぜ。そいつのことまだ認めたわけじゃないんだ。」

 霧崎はプイッと子供らしい動作でチームになることを否定する。

 やはり私が信じ切られないのでしょう。身元も説明していません。

しても妄想の話ですか? と返されるだけであることは間違いない。

「こうなったらももちゃんに来てもらうしかあらへんな。」

 フロウ先生は意気揚々にそう言いました。(ももちゃんとは誰ですか?)と思ってしまいましたが一人心当たりがあります。いわゆる電波ちゃんといわんばかりの人物が。

「それとあともう一人はどないするつもりや? 一ちゃん強い奴が拒否したからなぁ。」

「氷零さんでいいと思う。クラスで二番目に強いし頭の回転もいいよ。」

「氷零さんはいいの?」

 クラスの相談そっちのけで本を読んでいた人物は顔を上げた。

 肌は白く髪が青い・・・・・・まるで氷の精霊のような風貌です。

 彼女は立ち上がって私のもとに来ると目を除き込み始めました。

 一体何事!? と思いましたが彼女はため息をつく。

 何を見てため息をついたのでしょうか?

「天才肌は本当にいるものね。しかもまだ成長の余地を残している。」

 意味がわかりません。この人は何を言っているのでしょうか。

「いいわ。あなたのその才能。開花させることが私の定めならば力を貸すわ。」

「決まりや。今決めた三人で『ジャッジ』に参加や。」

 私の久しぶりの昼休みは無駄に濃い昼休みでした。



次回「世界の支配者」

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