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花言葉思い  作者: 羅季
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ライ麦

わたしの名前は麻衣ともうします。大商人の跡取り娘です。そして、今は実家の商店で見習いをしております。


わたしの商人としての1日は朝の代8刻に始まります。最初のお仕事は前日の会計報告をお父様と聴くことです。……成る程、昨日は下級貴族がいらっしゃったのですね。何でもご子息様の学用品を買って頂いたそうです。


朝の代11刻、わたしはうちのベテラン商人であるカルンと一緒に工場に買い付けに参ります。以前はこのような仕事は任せてはもらえなかったのですが前日カルンと一緒に行くことを条件に行くことを許していただきました。


昼の代1刻、わたしはお昼ご飯をいただきます。やはり、お母様の手料理はおいしいものです。ふだんはお手伝いさんが作っているので中々お母様の手料理をいただくことは少ないのですけど。


そのあとはわたしお勉強です。立派な商人になるためにはやっぱりお勉強をしなければなりません。でないと、夕食の席でお母様に怒られてしまいますから。……そう言えば何でうちの店の紋章はライ麦なのでしょうか。夕食の席のときにお母様に伺ってみましょう。今はきちんとお勉強しなければ。


夜の代8刻、ようやく1日が終わりました。しかし本日はお母様にお聞きしたいことがございます。



「お母様、何故我商店の紋章はライ麦なのでしょうか。」






「あら、知らなかったのですか。ライ麦の花言葉は豊かと言う意味なのです。この店の創始者にあたるご先祖様がもっと店を繁栄させたいと作った紋章なのですよ。」

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