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始まりの第六章

学園編まで後数話!

「ゴホンッ!」


 ガイルさんが、わざとらしく咳をする。


「えー今日は魔法についての授業だ」


「ま、魔法?」


「そう、魔法だ。魔法とは簡単言えば今の人類にとっては欠かせないもの 言うなれば血だ。血がないと人は死ぬ」


「ふむ」

 俺は納得して頷く。


「では授業といこう」


「急だね……」


「魔法には下位魔法と上位魔法が存在し、下位魔法は別名生活魔法とも言われている。この生活魔法は魔力消費が極端に少なく第一回路までしかないため一般人でも無詠唱で発動できる程だ。」


「例えば『水よ・いでよ!』」


 ガイルさんが詠唱した瞬間、指先から勢い良く水が出た。


「このように簡単に出せる お前でも直ぐできる」


「そ、そうなのか……てか」


「ん?」


「さっき言ってた 第一回路ってなんだ?」


「第一回路ってのはな、簡単に言うとな魔法速度だ」


「魔法速度?」


「そう、魔法には第一から第四までの回路が存在し順番に速度・効率・威力・消費の役割を担ってる。生活魔法には第一回路までしか存在せずそのため誰でも使える訳だ。回路が増えていく事に取得・発動が難しくなっていく」


「なるほど」


「ん?質問いいか?」


 俺が質問を投げかける。


「第四回路持ってないのに何で極端に魔力消費が少ないんだ?」


「いい質問だ。そもそも第四回路に関しては消費の役割を担っているが魔力消費だけが第四回路の仕事じゃない。第四回路は魔力消費後の疲労感や周囲のマナの消費を抑える役割も担っている。上位魔法は使うと疲労したりするから第四の役割が活躍するが生活魔法は消費も少ないため第四の役割を必要としないって訳だ」


「なるほどな」


「下位魔法の詠唱は二文で構成されている」


「水よ・いでよ!<ウォーター〉は水魔法

  雷よ・穿て!<サンダー〉は雷魔法

  火よ・燃やせ!<ファイア〉は火魔法

  氷よ・凍てつけ!<アイス〉は氷魔法


 って感じでな。二文構成の上覚えやすく簡単だ」


「だが油断してると足元を救われるぞ。だから先ずは魔力を体内で感じ取ることから始める」


「感じ取る?」


「目を瞑り神経を集中させろ。体内にある光を探せ!」


 そう言われて俺は目を閉じる。


「体内……体内…神経を尖らせろ俺、感じ取るんだ」


 ・・・・・・


 そして五分経った頃


「これか!」


 俺は、自分の体内を循環している流動的な何かを感じ取った。


「感じ取れたか?なら詠唱してみろ」


 俺は詠唱を始める。


「水よ・いでよ!」

 俺が詠唱を唱えると指先から水がちょろちょろと出てくる。


「あれ?こんな威力なのか……」


 ガイルさんが出した水の勢いと違うため困惑した。


「最初はそんなもんだ、練習で次第に出てくる。今のお前は要は魔力の機関が開いただけ序盤中の序盤だよ」


 そうギレットは魔力を感じ取っただけであってそれが体の中に巡る感覚や指先に送る感覚を身につけた訳ではなかった。


「でもすげえよ……何かが出来るようになるってこんなにも嬉しんだな」


  俺は嬉しかった。強くなれるかもしれないことが。


「俺もっともっと強くなりてぇ!」


「なら努力することだ。飯食って寝て鍛えて鍛錬を忘れるな!そうすれば強くなる。じゃあ明日はスキル・剣術についての紹介だ」


「うん!」


 そうして今日が終わるのであった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


作者の糸を理解していただいている読者の皆様は、考察や推察など色々してくれているのでしょう(予知

テンプレかも知れませんが笑笑


ここまでお読みいただいて、気に入っていただけましたら、


ブックマークと、下欄の☆☆☆☆☆をタップいただき、★★★★★にしてもらえると嬉しいです。


よろしくお願いします。


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