表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9芒星TACTICS(ノナ!タクティクス)  作者: k_i
Chapter1・10月のメインイベント
4/82

新校長・雷之丞

校長室前。


空町「校長? 空町です」


校長「おお、空町君か。お入りなさい」


空町「失礼いたします」


校長「うむ」


校長「実はな……わしは近々、校長を引退する。

 TACTIC部の面倒を見てきた者として、そのことを君には伝えておこうと思っての」


空町「えっ? ほ、本当なのですか……

 では、TACTIC部は――」


校長「まあ、待ちなさい。順を追って話そう。

 わしもそろそろ、魔力の衰えを自覚してな。

 TACTIC部だけでなく、学園の運営もだが、後任に託すことになる。

 

 学園連に所属する、若い優秀な魔導師に来てもらっておるのだよ。

 紹介しよう」


雷之丞「雷之丞・ライラル・ラリーテルと申す。

 君が、空町真知乃くん、だね? ……フ

 よろしく。……フフフ フ」


空町「あ……は、はい……

 よろしくお願いいたします」


長身ですらりとした、美形と言ってもいい顔立ちの整った男だ。

些か派手な魔導師のマントを羽織り、位の高さを示す光るブローチを付けている。

が、何だか目つきはいやらしい。

雷之丞と呼ばれた男は、空町のことを、上から下までねっとりした視線で見つめてきた。


空町「……あ、あの……」


雷之丞「フフフゥ」


校長「おおそうじゃ、それとな、空町君」


空町「えっ はい?


校長「君から聞いていた、ええと、そう、

 TACTIC部にコーチを……という件じゃが、」


空町「!

 は、はい!」


雷之丞「……」


校長「来てもらうことになったよ。

 わしが召喚した。間もなく、到着するはずじゃ」


空町「わっ。本当ですか?

 はい!」


校長室のすぐ隣の魔法陣室に、轟音が響き、それが静まった後、扉が開く。――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ