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迷い吸血鬼と始める修羅場な毎日 短編集  作者: 緑樫
第零章 人と吸血鬼の狭間で
1/1

暗闇

 突然、自分が本当は人間ではないと知った時、見た目も心も確かに人であるなずなのに、自分が人間以外の何かだと突き付けられた時、あなたならどうしますか。




 突然、自分が本当はこの社会にとっての悪だと、生まれたその瞬間から今までずっとみんなにとっての悪であったんだと認識してしまった人は、その先どう生きていけばいいんでしょうか。




 私は、一体何者なんでしょうか。




 どうして私がこんな目に遭わなければならないのでしょうか。

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