第一話 目覚めた場所
初めまして、天神悠彩と申します。私は、小説を書いて投稿するのは初めてなので、とても緊張していて、上手く書けてないのを承知で自分がもし異世界に行ってしまったらこうしたい、とかああしたいとかを思いながら書いてみましたので、もしお暇な時間などが有りましたら呼んで頂けますと有難いです。どうぞ暖かい目で見てやって下さいませm(*_ _)m
いつもの様に朝目が覚め時間を確認する為に枕元に置いてあるスマホに手を伸ばす・・・
あれ?スマホが無い?何処に行ったの?って何かベッドってこんな広かったっけ?フカフカだし、それかまだ夢の中だったりして(笑)けどもしそうならほっぺたをつねっても痛くならないんよね?一か八か試してみよう。そう思いつねってみる事に。
─ぎゅ~~~(思いっ切りつねってる音)
いっ痛った~~~~~(´;Д;`)
あかんこれ、普通に痛いわ。あっ余裕無くなると直ぐに関西弁が出てしまうヾ(・ω・`;)ノ いやっけどまさか知らない場所って事は誘拐?拉致?何処かに隠れた方が良いのか?けど隠れる場所なんて有るかって・・・。あっ!!1つだけ隠れられそうな所発見─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
とその時、コツコツと誰かの足跡が徐々に自分が居る部屋の方に近づいて来ている事に気付いた。
─コンコンコンッ
とドアを3回ノックする音がしで誰かが入って来た。
─ガチャ─パタン
謎の声「失礼致します!あれ?お嬢様いらっしゃらないのですか?可笑しいな。何処に行ったんだ?」
と独り言をブツブツ言いながら部屋から出て行く。
(男?だったよね?さっきのは何だったんだろ?)
声を聞く限りは男の声だと判断出来た。ただ、1つ気になる所は、私をお嬢様と呼んでいた事と恐怖や不安も消える訳では無いが、誰か別の人と勘違いしてるのでは?とアニメならそれでも不思議では無い。けれど、これは、アニメでも漫画でも無いし夢でも無く現実に起きてしまってる事には変わりは無い。どちらにせよ、ずっとここに隠れて居てもバレてしまうのは時間の問題だ。と言うのは、隠れる場所が1箇所だけでクローゼットしかなかったからだ。早くしないとまたさっきの男が戻って来てしまう恐れだってある。それならそうなる前に逃げないと嫌な予感しか無い。
私は人の気配が無いことを確認し、ドアの方にゆっくりと近付き部屋から出て下に降りる階段を見付け物音を立てない様にそっと降りた。
正直ゲームで例えるなら、メ○○ギアソリッドみたいなものだ。誰かに見付かれば仲間を呼ばれ殺される恐れだってある。がそれを覚悟の上で
脱出を試みる事にした。
その時、また誰かの声が聴こえて来た。
「な~さっきっさ、お嬢様の様子確認しようと、思って見に行ったんだけどさ、何故か部屋に居なかったんだよ」
『は?居なかった?寝てたんじゃなかったのか?』
「いや、それがさ、お嬢様の気配がしなかったんだよな」
『お前は、人の気配とかに疎いから居るのに気付いて無かっただけじゃないのか?』
「煩いな~そんなに、言うならアッシュお前が確認して来たら良いだろ!」
『なっお前自分が探すのが嫌で俺に押し付けんなよ!』
「あっそう言えば、僕これから用事でちょっと出掛けないと行けないんだった!って事で後は任せるね~♪」
と態とらしく言いながら男は逃げる様に去って行った
『ちょっ!お前ふざけんなって!もう居ないのかよ!アイツ逃げ足だけは速いな。何で俺がめんどうな事しないと行けないんだよ!ったく帰ったら覚えておけよ!』
そして・・・。アッシュという名の男が階段を上りさっき迄私が居た部屋
に入って行った。
(よしっ!チャンス到来だわ!今なら逃げれるかも!)
そう思い出口らしい扉を見付け開けようとしたが・・・。
(えっあれ?何これ・・・。このドア開かない?何で?)
私は何度もドアノブをガチャガチャと回し開けようとしたが悲しい事に開いてくれない。
(そんな・・・。お願いだから早く開いて!ここしかドア無いし開いてくれないと困るんだってば!こんな訳の分からない場所で一生閉じ込められたままとか殺されるとかどっちも選択したくないのよ!ここ本当にゲームの世界?)
どちらにしても、私には為す術もなく絶望していた。隠れる場所はもう無い。見付かるのは時間の問題だ。
その時、バタンッと勢い良くドアの閉める音が鳴った。多分さっきの男が部屋から出て来た音だ。
(ど、どうしよう・・・怖い・・・死にたくない・・・。)
その時、誰かが私の肩にポンと軽く触れた。私はビクッとなり、振り向くのが怖くなり思わず走って逃げようとしたが・・・。
「あっあの~大丈夫ですか?お嬢様?」
(えっこの声・・・。1番最初に聴いた声の男だ!)
私は怖いのを隠す様に勇気を出しクルッと振り返り、その男に話掛けた。
アナタは誰よ?お嬢様とか言ってるけど誰かのお嬢様とかと勘違いきてない?第一ここは何処?何で私を拉致したの?只の一般人にこんなことしても何の価値も無いわよ?私が何かしたの?そんなに殺したいの?
と半泣きながら機関銃の様な早口で男に訴える。
すると、その男は突然プッと笑った。
「お嬢様を拉致?殺す?アハハハッお腹痛い。」
なっ!?何がそんなに可笑しいの?こっちは必死なのに!
「いや~~すみません。いえ、まさかそんな風に思われてるなんて、思って無かったので、予想外過ぎて笑ってしまいました。」
とまた直ぐに敬語に戻る男