4話
くそぉ……直々に書き込んでやろうか……。いや、この状況だとバレてしまう。ブログや掲示板、画像アルバムとか色々俺の事を持て囃しておいて、たった一度の事でここまで拒絶するか……。
あ?なんだこれ?
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●contents♡
┣今日のたなか たかし
┣たかし♡のアルバム
┣掲示板(たかしの話題限定ダヨ♡)
┣実況×たかし
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な、何!?【実況×たかし】って……今更、新しいコンテンツって何だよ……。
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≪実況×たかし≫
「えー、ども! リスナーの皆様こんちゃーす! ニヤ生主のゾーリンゲンでぇーす! えー、今からですねぇ、えー、たかし! そう、あのクソ童貞でお馴染みのたかし! えー、そのたかしですがねぇ……ダメですよねぇー。私達ファンを裏切った罪は償いきれませんっ! 全く、アイツは瞼だけしか魅力の無い男ですよね。
えー、早速ですが今回の放送で……って今回が初めての放送なので今回って言うのも変ですけどねアハハハハ! あっ、ここ笑う所ですよーっ★
まあ、そんな訳で……って、どんな訳やねーん! やねーん! 兎に角ですね、えー、今から憎きたかしに天誅を下したいと思いまーす! はい拍手ーやんややんやー。では、ヤりまーす★」
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え、ちょ、事態が呑み込めないんだけど。【天誅】って……【ヤります】って……え、これ、まさか、直接なにかしてくるって事!?いやいやいや、ダメだろ!無いだろ!嘘だろ!
「アハハハ。たかし慌ててまっす! 実況観て慌ててまっす! いやぁ、高まりますねぇー!」
突然部屋の何処からか、この実況している奴らしき声が聞こえてきた……!なに!?なにこれ……しかも、動画の映像……俺の部屋が映ってるよ!それに、其処には俺が……今、部屋の中で狼狽えている俺……ではなく、部屋に無い筈の椅子に座った俺が映し出されている……。
手を上げても、振っても、この場で飛び跳ねても、映像の俺は座ったまま……。
「はいっ! たかしがまた挙動不審にしてますねぇー。でも大丈夫! えー、今からヤッちゃってお片付けしますから! まずですねぇ……えー、瞼! これ切り取っちゃいましょう。たかしの一重瞼が至高。」
何、今何て言った……瞼を切り取る!? あっ、 あっ、 あっ、 い、い、痛い!痛いッッ!瞼が、目の前が赤いぃぃぃ!!
な、に、こ、れ、瞼が、切り取られているぅぅぅぅ!?
「ぎゃあ! 痛い! や、止めて! 助けてぇ!」
「たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高たかしの一重瞼が至高」