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どっかのお付きの忍者の話

作者: 白菜

特に何も考えてません。

気分で作った一話です。

こんちゃす。自分、忍っす。ジャパニーズニンジャ。わかる? わかんなくてもいいけどね。

自分、忍なんで君主がいるんす。え、君主って何か? うーん……俺を構成するもの……すかね。ドヤ。別にわかんなくてもいいんですけどね、平たく言えばご主人様です。

忍の仕事、結構大変なんすよ。海外じゃ「Oh! ニンジャ!! カクイイヨ!!!」とか言われてるみたいですけどホント、やばいんすわ。

まず毒味って仕事がね、あってですね。ご主人様の御飯に毒盛られてないかの確認をするんですよ。

どうやって確認するか……って今からそれを説明するんです、黙って聞いててくださいよ。

毒味って言うのは、ご主人様の御飯に毒が盛られてたら大変なんで、先に忍が食べて確認する作業のことです。たまにすんごい猛毒が盛られてることがあって、自分死に掛けるんすよ。やばくないですか?

あ、別に同情とかはいらないっす。自分この仕事には一応誇り持ってるんで。

それに、大変なのは毒の対処じゃないんですよね。どっちかっていうと、舌慣れを避けるために毒味以外では味の濃いものを口にしてはいけないってことが一番キツいんすよ。戦場では、塩分補給のために沢庵とか梅干し食わなきゃなんないんすけどね、丸呑みしなきゃなんですよ。噛んだらほら、味が口に広がるっしょ? たまに、間違えてかじるとやっぱ美味しいわけで。

え? 食べ物に味が付いてることのありがたみ? いや、そんな話がしたいんじゃないんですって、黙って聞いててくださいって言ったでしょ。

そんでその、たまの間違いに内心喜んでることを知ったらしいご主人様がですね、最近料理始めたらしいんですよ。なんでも、調味料ゼロの完全栄養食を作るとかなんとか。

ね、やばいでしょ?

忍でもご主人様でもないあんたの涙腺が緩むくらい、やばい仕事だと思うでしょ?

でもさ、これがやめられないんだよね。


これなら死んでもいいかなって、思っちゃうんだよなあ。

偉そうな忍者ですみません。

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